ハイウェイコンビニエンスストアの旅

基本情報

さてさて、今回は高速道路のパーキングエリアにここ最近増えてきている『ハイウェイコンビニエンスストア』と言うのを軽くご紹介しましょう。

簡単に言えば高速道路のSA・PAに一般道のコンビニをそのまま設けているだけの話。違いは飲酒運転防止の観点から酒類はまず売られない事くらいで、それ以外は一般道路のコンビニとさほど変わらない。コンビニ営業の方が通常の売店を営業するよりも効率が良く、一般道と同じように24時間営業の形式で運営するのであれば、例えば長距離を運転するトラックドライバーにとっては格好の休憩所にもなるし、通常の売店で売られる内容がお土産程度に限られるのが弁当や雑誌等のモノも取り扱える事を考えればコンビニでの営業が行いやすいと判断できる。特に高速道路会社に移行した後になって以前売店があった所を改装してコンビニの営業に変更すると言う場所が多くなった。

NEXCO西日本管内だと、通常のコンビニエンスストアの営業でありつつも外観やサービス内容を少し脚色して独自のコンビニ名を付けて営業しており(財団法人時代に作られたものを除く)、「単にチョッと寄りたい」程度から「いつでも寄りたい」と言うコンセプトの元で営業されている。

また、単なるコンビニの営業に留めるのではなく、付加サービス(医薬品の専門販売コーナーの設置、マッサージルームの設置、軽食コーナーとの一体化、コーヒーショップとの提携)を加えて営業することが多い。組み合わせサービスによって「ただのコンビニではつまらん」と言う印象を払拭しているんだろう。

と言う訳でNEXCO西日本管内のコンビニを旅しよう、と言うミニ巡礼の旅がスタートします。

共通のサービス内容

どのハイウェイコンビニエンスストアでもほぼ必ず存在するサービス内容をご紹介。

医薬品の販売

一般道のコンビニでも存在する医薬品を特設に販売するスペースがあり、栄養剤や軽症の応急措置程度のものならばどこのHコンビニでも存在する。

なお、基山PAや佐波川SAみたいに薬剤師が常駐して医薬品を取り扱うコーナーもあるが場所が限られている上に、薬剤師が不在の場合や特定の営業時間を過ぎると医薬品専売コーナーは閉店してしまうので注意。

カー用品

これはハイウェイコンビニならではのモノで、通常のコンビニには置いていないカテゴリーである。いわゆる「匂い消し」とか香水、汚れ落とし剤等を販売している。簡単な手入れ程度のものしか販売されていないが、カー用品店やディスカウントストアに行かずともひとまず暫定的に取り付けたり、汚れを落としたりする時には重宝するだろう。

お土産の販売

これもハイウェイコンビニ限定のカテゴリーで、その土地のお土産を専門に取り扱っている。玉名PAの場合だと宮崎県(東国原知事wwww)に関するお土産類を取り扱っている。

通常の売店が併設された箇所では売店が閉店している間はお土産を買うことが出来ないために旅行帰りの場合は重宝するであろう。「コンビニでお土産」と言うのも少し違和感を感じるが良いんです。ハイウェイコンビニですから…

ウッドデッキ

例え小規模のハイウェイコンビニであっても必ず存在するのがウッドデッキ。コンビニで買った弁当や飲料水等を、いちいち車に戻らずともウッドデッキで飲み食いして済ませると言うのは効率が良い。このすぐ隣にゴミ箱があるため、車内に持ち込む必要も無く経済的。

リラクゼーションコーナー

10分間程度で簡単なマッサージが出来る機械が設けられているコーナー。疲れている時に一服するのには便利そうである。なお、基本的にこのマッサージ機があるのはハイウェイコンビニ限定だが、コンビニによってはそうしたオプションが備え付けられていない場所もあるので注意。

クアドラプレス「奔放」の配布

簡単な地図と高速道路会社からの告知・コラム等が掲載された無償雑誌。2007/10月号からは簡単ではあるものの、大まかな地図と休憩施設情報が掲載されるようになったため、別途配布されている「NEXCO西日本高速道路ガイドマップ」を入手せずとも取り敢えず地図を見れるようにはなった。

現金自動預払機の設置

いわゆる「ATM」と呼ばれるもの。ちなみに僕のお父さんに「ATM」と言ったら「んなもん知るか」と言われた事があります(笑)。

多くのコンビニで利用できる現金自動預け払い機能を搭載したマシンを見掛けるが、ハイウェイコンビニエンスストアでも一部を除いて現金自動預払機を利用することが可能。但し、基山PA(上)のようにゆうちょ銀行だったりと機械の種類はバラつきがある。

 

これらの共通付加サービスを加えた上でコンビニブランドを細かく見てみよう↓

HIGHWAY PIT BY LAWSON

HIGHWAY PIT BY LAWSON(ハイウェイピット・バイ・ローソン)はローソンが営業しているコンビニで、初出店は福岡県筑紫野市及び佐賀県基山町にある基山PAである。ここのコンビニの開店式典に行った事があり(石田会長とローソンの新浪氏を見ました)、数あるNEXCO西日本のコンビニブランドの中で個人的に最も好きなコンビニである。ちなみに「HIGHWAY PIT」と言う名前は「ピット」と言うのが「ピットストップ」(自動車レースにおける燃料補給・修理)という由来の元から「ドライブ中のトイレ休憩が可能な施設」という想いが込められている。

特徴としては一般道のコンビニとはまず外観が全く違う。非常に開放感のある施設で外にはウッドデッキと基山PA(上)に限り青果物販売所がある。また、コンビニ内部も通常のコンビニにありがちな窓際に雑誌類は無く、飲料水・一部の軽食以外の商品が定番に陳列されているような配置になっている(基山の場合)。この影響で店舗的にはそれ程大きくないものの、内部は相当広く感じる。

今のところローソンは基山PAと名神高速の黒丸PAだけしかなく、他のNEXCO中日本・東日本管内でも数件しかない。個人的には「からあげクン」やローソンの方が実感が沸く為にローソン店舗の拡大を狙って欲しいけどなぁ・・・。

ちなみに例のローソンパス等も普通に使えますyo

[営業している施設]

特徴あるコンテンツ

現金自動預払機の設置(九州道・基山PA上り)

通常、ローソンにある銀行ATM(現金自動預払機)は独自のローソンATMであるが、基山PA上りに至ってはゆうちょ銀行(日本郵政グループ)の端末になっており、通常の大都市系銀行(福岡銀行・佐賀銀行など)とは互換性が無い。

なお、下り線は従来どおりのローソンATMでこちらは大都市系・ゆうちょ銀行の他に西日本シティ銀行と言ったローカル系の銀行も取り扱っている。

青果物の販売

基山PA上り線は野菜や果物を専門に取り扱うコーナーが露店の形態で存在しており、これまた普通のローソンとは大きくサービス内容が異なる。一見した限りでは果物系が多いみたい。

RE SPOT FAMILYMART

Re Spot FamilyMart(リスポット・ファミリーマート)はファミリーマートが営業しているコンビニで、通常の黄緑+白地の看板が特徴的なファミマとは一線を画したものになっている。まず外観が黒色に近い色彩が採用されており、その隣に白地で「Re SPOT」と言う看板が取り付けられている所である。また、コンビニ内部も通常のファミマが白色の蛍光灯を使っているのに対して、Re-ではオレンジ色の蛍光灯に変化(これはどのHコンビニでも同一ですが)している。これにより、コンビニ内部にいると何となく安心できる心理感が持てる。

名称の「Re SPOT」と言うのは「Re FLESH(リフレッシュ)」とか「Re LAX(リラックス)」等、和みのある空間を演出することで心新たに出直す場所と言う由来から来ている。

高速道路におけるファミマは財団法人時代から既に存在しており、高速道路会社移行後も新規にオープンした場所の多くがファミマになっている事が多い。高速道路全体でのコンビニ営業数ではファミマが断トツの1位でとにかくあちこちにあるのが特徴と言えよう。

[ハイウェイコンビニとして営業]

[(財)時代からあるコンビニ]

特徴あるコンテンツ

ペッパーランチ(山陽道・佐波川SA)

山陽道・佐波川SAに関してはステーキ専門店の「ペッパーランチ」が同じコンビニ内に顕在しており、ファミマとペッパーランチ(+NEXCO西日本)の業務提携が初めて行われた場所でもある。

出来立てかつ高温の鉄板の上でステーキが食べられるのは何とも不思議な気分。以前、米子道方面へ行った時に撮影した事があったが、そのスナップショットを無くした為にまた撮り直すことになるか・・・・?

無印良品

佐波川SAに関しては無印良品を単独で設けたスペースがある。

海鮮専門店「海の幸」

佐波川SA上り線には海鮮専門店である「海の幸」が併設されており、すし職人が握ったお寿司や海鮮品が手軽に購入できるのも特徴である。この海鮮専門店は佐波川SAにコンビニが出来る前からあった。

ISM - HIGHWAY STYLE OF MINISTOP

ISM - HIGHWAY STYLE OF MINISTOP(ハイウェイスタイル・ミニストップ)はミニストップが営業しているコンビニエンスストア。元から簡易休憩施設や軽食の販売を兼ねたミニストップである特性をさらに生かし、出来立てのコーヒーを有料で味わったり焼き立てパンの販売を行っている場所もある。

この世界で使われる「ISM(イズム)」と言う名称は「I=Individual(個々の)、S=Sense(感覚)、M=Meeting(集合)」と言う頭文字を取った造語になっており、様々な利用者がそれぞれのイズム(本来は「主義」と言う意味合い)を持ち寄って全てを受け入れる場所と言うコンセプトのもとで店舗作りを目指したものになっている。

[営業している施設]

九州道にはNEXCO西日本SHD管轄におけるコンビニブランドが全て存在している(ローソン・ミニストップ・デイリーヤマザキ・ファミリーマート・ポプラ)。九州は少し実験的な要素が大きいような気がする。

特徴あるコンテンツ

コーヒーの販売

オーガニックコーヒーを自分で注いで飲む事ができるセルフサービス。大抵のミニストップ店内で販売されている。頼んだ事は無いけど、確かカップをレジで購入して隣にあるポットから注ぐと言う形態だったと思う。

 

D-SPACE DAIRY YAMAZAKI

D-space DAIRY YAMAZAKI(ディースペース・デイリーヤマザキ)はデイリーヤマザキが営業しているコンビニ。NEXCO西日本管内では今のところ玉名PA(下)と山江SA(上)だけしか営業しておらず、全国規模で見てもデイリーヤマザキの営業店舗数は少ない。やはりここもファミマやローソンと同様に店内がかなり広めに作られている事や、お土産コーナーを単独で設置しているなどの特徴がある。ただ、デイリーヤマザキに関しては山江SAが従来の軽食コーナーを合体・拡張させて営業している他は特徴的なコンテンツはなく、どちらかと言えばスタンダードなコンビニスタイルではないかと思った。

[営業している施設]

ハイウェイ彩家ポプラ

生活に彩りを与えるような商品を高速道路でも提供することをコンセプトにして作られたコンビニで、ポプラがそのハイウェイコンビニを仕切っている。ポプラ自身が高速道路のPAに出店したのは九州道・玉名PAが初めて。木のぬくもり溢れるインパクトの強い木造型コンビニはどこか癒される雰囲気を感じさせる。

[営業している施設]

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