山陽自動車道@解析懐石シリーズ

山陽自動車道へのショートカット(広島以西区間のみ掲載)

山陽自動車道の路面崩落事故が起こっていた期間に、中国自動車道から山陽自動車道へ抜ける為のショートカットルートを掲載していた。現在は普通に通過できるものの、西中国地方の一般道路散策をする上で少し参考になるかもしれない。

中国道のインター名

山陽道方面へのアクセス

山口IC 防府東・防府西ICと連絡できる国道262号でフォロー可能。
徳地IC 徳山西ICが最寄。周南市の新南陽地区方向へ向かう場合に最適。
鹿野IC 接続する国道315号を南下すると周南市街へ到達できる。最寄は徳山東ICであろう。
六日市IC 接続する国道187号を南下すると岩国方面へ向かえる。岩国ICとほぼ直接的につながっているので代替手段として使う分には有効。
吉和IC すぐそばを通る国道488号を経由すると確かに大竹市・廿日市市方向へ向かえるが、R488は中国地方の国道でも屈指の最強「酷道」。離合不能な悪路が続く為にお勧めできない。
戸河内IC 国道191号経由であれば加計スマートIC及び広島北IC方面へ向かえる。また、191号と合流する国道54号を経由すれば広島IC・広島市中心部へ向かうことができる。他にも国道191号につながる広島県道38号広島豊平線を経由すると広島市佐伯区に位置する五日市IC、及び安佐南区の広島西風新都IC方面へ到達できる。

国道191号で分岐する国道433号を使うと廿日市市方面へ抜ける事は可能だが、安芸太田町と廿日市市の境界に当たる七曲峠区間は幅員が狭い。

崩落時は日本道路公団NEXCO西日本側が再三に渡って「中国自動車道に迂回してください」と言っていたが、実際のところは確かに中国自動車道に回る利用者はいたものの極端なまでの交通量ではなく、大抵の利用者が岩国IC〜玖珂ICを含む山口〜広島・広島北の区間において用事が無く混雑を避ける目的で利用する傾向が多かったように感じる。国道2号(または旧・新明路道路に当たる山口県道15号岩国玖珂線など)を経由すると当然ながら1区間とは言えども大渋滞は避けられないが、そこを通過するのはやはり山陽地方の各都市に用事がある利用者に加えて、もとから交通量の多い地元車両の行き来が重なった結果と言える。

崩落事故が発生した2005年9月7日の約3週間後に日本道路公団は民営化され、今のNEXCO西日本(中日本・東日本・本四高速・首都高速・阪神高速)が登場したのである。

供用再開まで待ちきれない! 山陽自動車道供用再開の瞬間を狙え!
〜山陽自動車道の憂鬱<ゆううつ>

※管担もヒマとしか思えない記事である。道めぐりシリーズ1年過ぎた後でのネタである。

2005年に襲来した台風14号の影響で山陽道の岩国IC〜玖珂IC間の一部で路面が崩れて通行不能になる事故が発生した。その路面が崩落した場所には民家があって数名が犠牲になった上、平行して走行する国道2号線は酷い渋滞に陥った。崩落現場の状況は路面や山そのものが崩落しており、予想雨量を超えた大雨が原因で崩落につながったという見方が強い。ダブルネットワークの意義が発揮された・・・と思っていたが、崩落後の中国道は思っていたよりも交通量は少なかった。やはり1区間な上、山間走行が苦手なドライバーの心理が影響したのか、渋滞覚悟でも国道2号を使いたいのだろう。実際にR2でも事故が多発していたらしいので。

その後は事故の原因調査が終わってもの凄い勢いで復旧工事が行われた。そして2005年内の復旧を目指して工事を行った結果、12月1日の正午に供用を再開した。

我々「孤独な道めぐり」はこれを黙ってスルーする訳にはいくまい。そうです!岩国IC〜玖珂IC間が供用再開する瞬間を間近で見てみたい!!と思って急遽、この企画が生まれました。「福岡県出身の道路関連サイトの人が一番乗りを目指す」というルールの下でいざ山陽自動車道へ。


いざ山陽道へ

この当時、山陽自動車道を素通りしたのは岡山道及び岡山県の山陽自動車道取材を行った7月ぶりである。この写真を撮影したのは午前10時頃なのでこのまま玖珂に到着しても11時頃になると思っていた。山陽道をはじめ、高速国道では時折ネズミやっているので、まあ気をあわてずにマッタリと走行した。

午前11時頃に下松SAに到着。おしっこに行きたくて溜まらなかった上に供用再開まであと1時間ほどある。チョッと早いけど、ここで昼食を取ることにした。下松SAのトイレやインフォメーションセンター等には玖珂IC〜岩国ICが災害復旧工事の影響で通行止め・及び 旧・玖珂町〜岩国市は酷い渋滞に巻き込まれる為に迂回することを推奨する貼り紙や案内があった。


崩落現場の写真が正午に開通する貼り紙に差し替えられていた。
よく見ると道路公団の部分が西日本高速道路に差し替わっているのが分かる。

※まだこの当時(2005年)はNEXCOは発足したばかりで現行のコーポレートロゴは決まっていなかった。


乗り継ぎ制度の貼り紙
通行止めが起きた場合でETCを使わない場合は証明書を提示する事で料金調整を行える。
山陽道崩落時はこの証明書で調整するのがほぼ必須だったと言えよう。


チョッと早いですが、ここで昼食。


岩国IC〜玖珂ICの迂回ルートを示したパンフレット。
直でR2を使うともの凄い渋滞に巻き込まれる為、山口県道15号の使用を推奨するルートも掲載。


供用再開まで後30分。その間にGAのアニメ本でも(マテ

11時40分になったのでそろそろ出発した。山陽道の利用者は少ない。崩落事故の影響が明らかに響いている(行った当日は平日だったので単に交通量が少ないだけかもしれんが)。11時50分頃に熊毛ICを通過。そして正午になる前の50分当たりで玖珂ICに到着。

(; ゚д゚)着いたの早すぎた…


供用再開まで後10分程度だが混乱を避けるために通行止めを知らせる車両が路肩に止まっている。


玖珂ICまで500m・山口県岩国市玖珂町(いわくにし-くがちょう)
崩落事故現場はここを直進すれば良いのだが・・・・・。

 
[35]玖珂ICここで出よ・災害通行止
残念。まだ前進できなかった・・・orz


作業関係者と山口県警がいるせいで前進できない。
開通式典と違ってかなり緊迫したムードだった。

到着したのが5分前だったために通過できずに玖珂ICで下ろされた。と、ランプウェイ部分を眺めていたら岩国IC方面の入口道路は車が並んでおり、列になっていた。この車両の軍団が一番最初に通行するものだと思い、料金支払ってすぐに方向転換→通行券入手。列の最後尾に並んだ。


通行券を入手後に早速列の最後に。


なにやらオサーンがドライバーに説明しているようだが・・・

最後尾の近くにいる作業員の方がドライバー(これには私も含まれる訳だが)に対して説明していた。それによると、正午になった瞬間に本線から 供用を再開するとのこと。つまり、玖珂IC方面に向かっている車両を優先して通過させる訳である

(;゚д゚)ポカーン マゾすか(;´Д`)

てっきりこの列に並んでいる車両が最初に通過させると思っていた。まあ無理もない。ランプウェイ部分を優先して通行させた場合、高い確率で後続車と衝突する可能性があるからだ。復旧工事は完了しているとは言え、追越し等を無茶して行うのは危険を伴う。結局は本線上にいる車両が一番最初に通過した10分後に出発することになった。一番乗りの道は厳しい(てか、新規開通じゃないんだからそんな事言わない)。


列は結構長い

そして正午。通行止めが解除される。混乱を避けるためまず最初に警察と作業車が先頭を走る。次にその後ろからやってきた車両が次々と玖珂ICを通過していく。山陽道が復帰する瞬間を目の当たりにした。

 
Kと作業車の後に一般車両が通過していく


遅れること10分後にランプ部も出発。


玖珂PAまで2km、宮島SAまで40km
混乱を防止する為、最高速度は50km/hに規制されている。影響を受けて少し渋滞気味に。


玖珂PA
供用再開と同時に営業再開。当時は道路サービス機構管轄だった。


トンネル情報は「渋滞中」と表示されており、確かに渋滞気味ではある。


崩落現場近くはパトカーや反対方向からの車両もある上、上空にはマスメディアの姿も。


山陽自動車道・崩落事故現場
崩落事故はこの場所で発生した。

崩落した時はここが滑り台のようになっていたが猛烈な勢いで復帰した後はその名残が残されている程度で普通に通過できる程にまで復活していた。物流ルートに中国道は負担が大きい上に山陽道は古くからの交通の要であるために復帰作業も急いで行われるのは当然なのかもしれない。


[34]岩国IC
岩国市街・錦帯橋・岩国城方面へ

山陽自動車道・完全復活∩( ・ω・)∩ ばんじゃーい

一時的に中国道の「華」な雰囲気は山陽道が復活したのと同時に再び封印され、現在の中国道は再度閑散としている(迂回路だったので交通量が増えるのは自然かつ当然だろうけど)。一部からは設計上問題があった(降雨量を大きく上回った為、計画・整備していた時の設計ではマズかった)と言う意見もあるが、そもそも台風や梅雨時の降雨は普段とは桁外れな程強烈なものである。従って限界を超えて崩落したのは明らかに当時の公団の設計ミスか計算外れであり、このような事態もやむを得ないと見るのが筋だろう。

※一部のメディアからは知らないうちに隣に高速国道が出来てたと言う記事もあったが、そもそも高速道路を建設する場合は当時の道路公団(今はNEXCO+高速道路機構)が地域と会談・交渉してから土地買収や整備をするだろうからそんな事はないはず。

2005年9月〜12月と大変短い期間限定な話題だったが、測量・調査→復帰処理が僅か1ヶ月くらいで出来たのは驚くばっかりだった。今後、高速国道(に限った事ではないが)近くに住む場合は「調査では分からない未知の事故」に遭遇する可能性もあると思って道路・土地と付き合いをするべきじゃないかと思った。

参考文献:

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