山陽自動車道・宇部下関線編
基本情報
山陽自動車道は兵庫県神戸市と山口県山口市(または山口県下関市)を結ぶ高速道路。山陽沿いの姫路市・岡山市・福山市・広島市・岩国市・周南市・防府市などを通る。旧・国道2号沿いを通る山陽道と同じ呼び名であり、現在では特に交通面で「山陽道=山陽自動車道」呼ばわりされる事が多い。
宇部下関線のプロパティ
宇部下関線は開通している山陽自動車道のうち、山口県宇部市から山口県下関市までを結ぶ高速道路の名称で一般有料道路に相当する山口宇部有料道路から直接的に山陽自動車道に乗り入れる形で供用されている。宇部下関線の開通により、広島方面及び下関方面から宇部・山陽小野田方面に向かうのにかかる時間が大幅に短縮され、事実上のダブルネットワークが完成した。山岳地帯を通る中国自動車道特有の負担を減らすことができる山陽道ならではのメリットを受けられる反面、宇部下関線及び小郡道路・山口宇部道路と組み合わせて経由する場合には事業者が大きく異なる(西日本高速道路・山口県道路公社・国土交通省の3団体に跨る)為、一旦有料区間を抜けたりETCの利用が制限された有料道路を通過しなければならない問題点もある。宇部・山陽小野田方面への連絡では大変便利な道路だが山陽自動車道の一環として利用した場合には煩わしさがネックとなる為か、総じて利用者数は少なめである。
| 国土開発幹線自動車道建設法に基づく法定路線名 | 山陽自動車道 |
| 西日本高速道路(NEXCO西日本)が定める路線名 | 山陽自動車道 |
| 計画上の起点位置と終点位置 | 大阪府吹田市〜山口県山口市・下関市 |
| 重要な経過地点 | (下記を参照) |
| 供用中の区間 | (下記を参照) |
| 開通具合 | 全区間開通済み |
| おおよその総延長距離 | 446.7km |
計画上の起点・終点と現段階での開通状況
計画上の起点と終点:
吹田山口線(本線):大阪府吹田市〜広島県廿日市市、広島県大竹市〜山口県山口市
宇部下関線:山口県宇部市〜山口県下関市
広島岩国道路:広島県廿日市市〜広島県大竹市
早島支線:岡山県倉敷市〜岡山県都窪郡早島町
西神自動車道:兵庫県三木市〜兵庫県神戸市西区
一般国道2号小郡道路:山口県山口市〜山口県山口市
山口県道6号山口宇部線・山口宇部道路:山口県山口市〜山口県宇部市
供用中の区間:
吹田山口線(山陽自動車道本線):神戸JCT〜廿日市JCT、大竹JCT〜山口JCT
宇部下関線:宇部JCT〜下関JCT
広島岩国道路:廿日市JCT〜大竹JCT
早島支線:倉敷JCT〜早島IC
西神自動車道:三木JCT〜神戸西IC
一般国道2号小郡道路:山口JCT〜嘉川IC
山口県道6号山口宇部線・山口宇部道路:嘉川IC〜宇部JCT
※赤文字で掲載された部分は今回のレポートに接点がある項目です。
スナップショット
[山陽自動車道・宇部下関線]下関JCTまで2km
中国道を広島方面へ走行している途中の風景。急カーブの道中で2km予告標識
このように分岐するだいぶ手前から誘導標識が乱立している。
山陽小野田市・宇部市方面は右車線に予め寄っておこう。
[山陽自動車道・宇部下関線]下関JCTまで1.4km
後ほど説明するが宇部下関線は追越し車線側から本線に入る構造になっている。
従って宇部方面に向かう場合は追越し車線に予め入っておく必要があるのだ。
[山陽自動車道・宇部下関線][35-2]下関JCT・宇部下関線終点位置
宇部方面も確かに山陽道だが山口ジャンクションと誤解しないように意図的に山陽道が伏せ字になっている。
|
|
宇部下関線を経由しても同じように広島方面に向かうことはできるが、その場合にはETCの無線通行ができない山口宇部有料道路を経由することや無償区間である小郡道路に一旦接続する必要があることから宇部方面に用事がある場合を除いては現実的なルートとは言い難い。広島方面に用事があるのであれば、そのまま中国道を直進して山口分岐から山陽道本線を利用した方が無難なようだ。 |
改築工事の時に中国道の中央分離帯を大きく切り離した為、
高速道路のど真ん中から宇部下関線に流入する。
宇部下関線は全区間で暫定2車線の対面通行。
分岐地点は一応4車線化できるように敷地が確保されているようだ。
埴生ICまで4km、小野田ICまで13km、広島まで185km
山口県山陽小野田市(さんよう-おのだし)
カントリーサインの絵柄は説話にもなっている三年寝太郎。
|
|
山陽小野田市と言う名称は、2005年に当時の小野田市と厚狭郡山陽町が合併して成立した自治体であるが、2つの自治体が合併した影響なのかそれぞれの市町名だけを合成しただけのシンプルな市名となった。宇部都市圏と下関・北九州都市圏の挟まれた場所に存在し、関門都市圏の一角を担う都市である。 |
中国道が美祢方面に迂回するのに対して山陽道は宇部経由で直進する。
ダブルネットワークのはずだがハンデが多いために利用者は総じて少ない。
埴生IC手前で追越し車線が復活。
対面通行の高速道路ではよくある風景だ。
|
埴生IC |
|
|
プロパティ:
旧・山陽町に位置するのに何故か「埴生」と言う名前。 |
|
|
45 |
埴生 |
| 所在地情報 | 山口県山陽小野田市 |
| 接続道路 | 国道2号線 |
| ICの構造 | トランペット型 |
| 周辺情報 | 山陽小野田市山陽地区・厚狭地区・山陽オートレース場等 |
|
|
開通当初の仮称は旧・山陽町に位置するために「山陽」と言う名前だったが、既に同じ山陽自動車道で岡山県赤磐市に位置する山陽ICが供用されていた関係で、山陽小野田市の地域名である「埴生」と言う事に変更された。個人的には「はぶ山陽IC」とかでも良かったのではないかとは思ったけどなぁ。 |
宇部下関線の対面通行は追越側ではなく走行側が車線減少するような形態を取る。
通常は逆だが、宇部下関線はなぜか別であるのだ。
周防灘PAまで1km
通常はPAの前後で対面解除を行うはずだが周防灘と埴生の間が短い影響からか
PAの前後区間が対面で供用されている。
小野田ICまで8km、宇部ICまで18km、広島まで181km
山陽小野田市となった今では次の宇部まで行くのに結構遠く感じる。
周防灘PA
周防灘に面した休憩所で灘を見ることができる絶景スポット。
|
周防灘PA |
||
| プロパティ:
周防灘に面した場所にあるためにこのような名前が付いた。交通量が本線に比べて少ない事からかトイレと自動販売機だけしか用意されていない。この自販機はネクスコ西日本が発足する前から存在している。 |
||
| 山口・広島方面 | サービス内容 | 北九州・福岡方面 |
| 自動販売機のみの営業です | ||
20キロポスト地点
この距離は宇部分岐からの距離。
宇部下関線は本線と違って別カウントで計算されている。
車間距離確認
対面通行で70km/h規制なので常時40m間隔。
中国道のように極端に閑散とはしていないので車間距離確保は必至と言える。
一応、4車線に備えて反対側の敷地は確保されている様子である。
厚狭地区を横断。
宇部下関線ではこの風景が結構お気に入りだな。
厚狭川(橋長:520メートル)
防音壁で河川の様子があまり確認できない。
南側はすぐに周防灘と面している。
横風注意
周防灘に面した場所を通る為、意外と横風が強いところは注意が必要である。
旧・小野田市地域
以前はここで小野田市と山陽町を跨いでいたが合併後は素通りするのみ。
追越し車線まで2km
と言うわけで小野田ICはもう間近。ここからインターまでは直線路。
竜王山公園を示す案内標識が1km先に設置されている。
と、ここで対面通行区間は一旦解除になる。
3km先工事交互通行
この情報電光板は最新型。東九州道の苅田北九州空港でも似たのがある。
[44]小野田IC
山陽小野田市の中心街(旧・小野田市)はこちら。
|
小野田IC |
|
|
プロパティ:
山陽小野田市の中心街にあたるインターチェンジで厚狭地区へのアクセスにも有利である。 |
|
| 44 | 小野田 厚狭 |
| 所在地情報 | 山口県山陽小野田市 |
| 接続道路 | 山口県道71号小野田山陽線 |
| ICの構造 | トランペット型 |
| 周辺情報 | 山陽小野田市中心街・厚狭地区・竜王山公園・江汐湖温泉・きららビーチ焼野ほか |
宇部ICまで9km、宇部JCTまで12km、広島まで171km
宇部分岐から向かえる宇部市役所or空港までの距離は無視ですかい。
有帆(ありほ)トンネル(長さ:347メートル)
トンネル入口には通常だと距離数が描いた標識があるはずだが宇部下関線にはそれが全くない。
片側交互通行(2006年11月15日現在)
路面舗装改良工事のために待ち時間6分の片側交互通行やっていた。
この風景は2005年の浜田自動車道遠征時以来、1年ぶりだなぁ・・・。
片側交互は対面である以上はやむを得ない事だが、
走ってると何か普通の道路みたいに感じてしまう。
菩提寺山(ぼだいじやま)トンネル(長さ:270メートル)
やっぱしここも距離標識は無し。実験要素の強い高速道路だなぁ
山口県宇部市(うべし)
カントリーサインの絵柄は中国道同様に常磐公園の白鳥。
撮影当時は菩提寺山トンネル先で改装工事をやっていた。
実はこの近くに宇部興産専用の高速道路がある。
片側交互通行区間を何とか抜けて再び反対側に戻る。
片側交互通行だと利用者の少ない場所であっても必ず渋滞してしまう。
再び長い橋梁を横断してトンネルへ向かう。
山陽道はこういった風景の連続なので結構萌え。
霜降山トンネルの情報蛍光板が登場
TN名を知るには情報蛍光板に描かれている名前で判断するしかない。
霜降山トンネル(長さ:1,282メートル)
宇部下関線では最も距離のあるトンネル。
どうやら小野田と宇部の間は北九州方面側で対面供用しているようだ。
いつになったら広島方面側の増設工事をやるのであろうか・・・。
ときわ公園への案内を示す標識
ときわ公園で飼育されている白鳥が何とも。
宇部ICまで1km
宇部分岐と間違えないように矢印による案内標識が設置されている。
[43]宇部IC
宇部空港は山口宇部道路だと一直線で向かえる。
宇部市の中心街や常磐公園はこちらにて。
|
宇部IC |
|
|
プロパティ:
宇部市にあるので宇部IC。但し、宇部空港へのアクセスは山陽道の宇部ICを利用するよりも山口宇部道路を宇部市街に直進して利用する方が近い。 |
|
| 43 | 宇部 |
| 所在地情報 | 山口県宇部市 |
| 接続道路 | 国道490号 |
| ICの構造 | トランペット型 |
| 周辺情報 | 琴崎八幡宮・常磐公園・宇部市中心街方面 |
広島方面側は4車線対応が行われているが、
分岐地点が対面通行なので敢えて片側1車線の供用を行っている。
宇部側から見た山口方面の山々
この風景・・・何か癒されそうだ(流石Coolpix P1)
[42]宇部JCT・山陽自動車道宇部下関線起点位置
対面通行のまま山口宇部道路と接続する。広島方面はここを左折しよう。
攻略済み道路のご案内:
参考文献のご紹介:tunnel
web
※ここまでのトンネル距離数はtaihei様主宰のtunnel
webを参考にさせて頂きました。
個人的な感想
|
|
宇部方面に向かう場合にはそれなりに便利な道路と言えようが、山陽自動車道全体で見れば一旦停止や対面通行なども考慮すればやはり少し不便に感じるように思えた。山口宇部道路の本線料金所がETCによる無線通行が可能ならば利用状況も変わってくるとは思う。ただ、それを行っても利用者の改善に繋がるかは分からない。結局のところは山陽道本線と中国道の組合わせを使った走行が無難ではないかと思う。 |