基本情報
山陽自動車道は兵庫県神戸市と山口県山口市(または山口県下関市)を結ぶ高速道路。山陽沿いの姫路市・岡山市・福山市・広島市・岩国市・周南市・防府市などを通る。旧・国道2号沿いを通る山陽道と同じ呼び名であり、現在では特に交通面で「山陽道=山陽自動車道」呼ばわりされる事が多い。
同じ位置を通る中国自動車道と異なり、全体を通じてトンネルや直線道路、勾配の緩やかな設計であることや、前述の山陽沿いの都市圏を通るために交通量が多い。この山陽自動車道の道中で一般有料道路の「広島岩国道路」を経由するが、実際には山陽自動車道の一部路線として扱われている(詳細は広島岩国道路コーナーをどうぞ)。山陽自動車道の本来の終点は山口県山口市の山口JCTだが、2001年に宇部市〜下関市方面を結ぶ宇部下関線が開通した為、広義の範囲では下関市の下関JCTが終点となる(実際には国道バイパスや一般有料道路を通る必要があるが)。
| 国土開発幹線自動車道建設法に基づく法定路線名 | 山陽自動車道 |
| 西日本高速道路(NEXCO西日本)が定める路線名 | 山陽自動車道 |
| 計画上の起点位置と終点位置 | 大阪府吹田市〜山口県山口市・下関市 |
| 重要な経過地点 | (下記を参照) |
| 供用中の区間 | (下記を参照) |
| 開通具合 | 全区間開通済み |
| おおよその総延長距離 | 446.7km |
計画上の起点・終点と現段階での開通状況
計画上の起点と終点:
吹田山口線(本線):大阪府吹田市〜広島県廿日市市、広島県大竹市〜山口県山口市
宇部下関線:山口県宇部市〜山口県下関市
広島岩国道路:広島県廿日市市〜広島県大竹市
早島支線:岡山県倉敷市〜岡山県都窪郡早島町
西神自動車道:兵庫県三木市〜兵庫県神戸市西区
一般国道2号小郡道路:山口県山口市〜山口県山口市
山口県道6号山口宇部線・山口宇部道路:山口県山口市〜山口県宇部市
供用中の区間:
吹田山口線(山陽自動車道本線):神戸JCT〜廿日市JCT、大竹JCT〜山口JCT
宇部下関線:宇部JCT〜下関JCT
広島岩国道路:廿日市JCT〜大竹JCT
早島支線:倉敷JCT〜早島IC
西神自動車道:三木JCT〜神戸西IC
一般国道2号小郡道路:山口JCT〜嘉川IC
山口県道6号山口宇部線・山口宇部道路:嘉川IC〜宇部JCT
※赤文字で掲載された部分は今回のレポートに接点がある項目です。
各種路線名
山陽自動車道は本線と支線の2つが存在し、本線にもいくつかの道路が存在する。大まかに区別した場合は以下のような路線名がある。
山陽自動車道・本線
神戸JCT〜山口JCT(そのうち、廿日市JCT〜大竹JCT間を除く)の区間。山陽自動車道の核となる本線道路で姫路・岡山・福山・広島・岩国・周南・防府を経由する。
早島支線
倉敷市にある倉敷JCT〜早島IC間を結ぶ道路で瀬戸大橋を経由する「瀬戸中央自動車道」との連絡道として存在する。
西神自動車道
三木市にある三木JCTと神戸淡路鳴門自動車道の垂水JCT間を結ぶ道路。第4次全国総合開発計画内で計画された高規格幹線道路で当初は「西神(せいしん)自動車道」という自動車専用道路にするはずだったが、日本道路公団が三木JCTと神戸西ICの間を山陽自動車道の延長道路として、本州四国連絡橋公団が神戸西〜垂水JCT間を国道28号として名付けたため、誰も西神道と呼ばない。こういった背景があるので山陽道が管轄している区間は厳密には三木JCT〜神戸西IC間ということになる。
本来は山陽道の播磨JCTと中国道の山崎JCT(仮)との間を結ぶ中国横断自動車道・鳥取姫路線の一部だが2006年4月現在、播磨JCT〜播磨新宮IC間しか完成していないため、実質山陽自動車道扱いとなっている。
広島市の安佐北区・安佐南区間を連絡する高速道路で、距離の短さと市内完結の意味合いから中国道または山陽道への連絡路として扱われている。
元々は一般国道2号バイパスとして建設されたワケあり道路。詳細は広島岩国道路のコーナーにて。
小郡道路は山口南ICの間と山口宇部道路の嘉川IC付近までの区間を結ぶ一般国道2号(地域高規格道路)。山口宇部道路は元々、山口県道6号・山口宇部線の有料道路として建設された道路で山陽道の直通に伴って高速道路とほぼ同規模の自動車専用道路に昇格した。宇部下関線の間を中継する役目を持つ。
2001年に山口宇部道路の宇部JCTと中国自動車道の下関JCTとの間を暫定2車線で開通させた山陽自動車道。下関から山陽小野田・宇部方面へのアクセスがグッと近くなった。
対決!中国自動車道 vs 山陽自動車道
それぞれの特記・気になるところをまとめてみた。これを元にそれぞれの道路の特徴を掴んで頂けると幸いである。
| 特記すべき場所 | 気になるところ | |
| 中国道 | ■序盤・終盤以外は交通量が少ないのでスムーズに移動できる。うん(^ω^ ) |
■とにかくカーブ・激坂。飽きるほどのカーブ・激坂が思う存分楽しめる。車にとっては相当な負担が掛かるのでかなり不利。北房-新見や東城-庄原はR=250mと言った考えられない程の急カーブがある。 ■北房〜新見は60キロ規制。都市高速かい(´・ω・`) ■特に宝塚トンネルの前後は氏ぬほど渋滞する。新名神の早期開通を望む。 ■閉鎖に追い込まれたSAやPAが目立つ。レストランや給油所・インフォメーションを持っていた鹿野SAは今ではPA同等の施設に降格している。 ■主要都市を通過しない(西宮・神戸は森の中、後はB'z・稲葉浩志の生れ故郷や朝霧の巫女・広島北・山口程度)。 |
| 山陽道 |
■中国道特有のカーブ・勾配が殆ど無く、大抵はトンネルで通過しているので寧ろこっちの方が爆走しやすい。トンネル大好きな人には好都合。 ■主要都市を通過するから常に安心。 ■積雪・凍結の被害が少ない(少ないだけで実際にはチェーン規制になる可能性もあるから注意) ■広島岩国道路や一部区間は80キロ規制の場所もあるが、基本的には法定速度で走れる。 ■やっぱり車が多いから安心するww |
■トンネルが続く為によく事故が起こる。 ■車線変更ができないトンネルが意外と多い ■仮に積雪・凍結で通行止めになると国道2号等に頼らざるを得なくなる。 ■宇部下関線・小郡道路・山口宇部道路は一応「山陽自動車道」だが無料・有料(NEXCO・山口県道路公社)と分断されているのであまり山陽道っぽくない。 |
山陽道の崩落事故について
2005年の台風14号上陸時に山口県岩国市で山陽道の大阪方面側が長さ50メートルに渡って崩落する事故があった。一時は復旧のめどが立たずに危ぶまれていたが、現在は通行できるようになっている。
撮影日時について
(1日目) 2004年12月16日 ・・・・徳山東IC〜山口南IC間開通
(2日目) 2005年2月12日 ・・・・山口南IC〜山口JCT間開通
(3日目) 2005年3月12日 ・・・・広島JCT〜徳山東IC間開通
(4日目) 2005年5月28日 ・・・・志和IC〜広島JCT間開通
(5日目) 2005年7月9日 ・・・・山陽IC〜志和IC間開通
(6日目) 2006年6月3日 ・・・・福山東IC〜山口JCT間のリフレッシュ工事(一部省略)
(7日目) 2006年7月1日 ・・・・神戸JCT〜山陽IC間が開通したことで全線走破達成
スナップショット
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一般有料道路として供用されている枝番の広島岩国道路や、宇部下関線も含めれば合計で10本近くのレポートとなる。中国道に比べるとかなり数が多いが、そこは主要幹線道路の意味合いも兼ねて根気で見て欲しい(謎)。 |
本線
(その1)神戸JCT〜山陽姫路東IC
山陽姫路東ICは播但連絡道路と接続する為のインターチェンジ。
(その2)山陽姫路東IC〜岡山JCT
山陽姫路東ICと山陽姫路西IC間は連続トンネルが集中。
(その3)岡山JCT〜尾道IC
元々は岡山JCT〜広島JCTだったのをWeb制作時の都合により尾道で分割させた区間。四国へ横断する為の瀬戸中央道・西瀬戸自動車道の連絡部分を通る。
(その4)尾道IC〜広島JCT
この区間も岡山-広島の区間をWeb制作時の負荷分散の為に分割させたもの。山陽自動車道の最高地点を通り、広島市街を抜けて中国道への分岐である広島JCTまで向かう。
(その5)広島JCT〜廿日市JCT
(その5-1)広島岩国道路
広島岩国道路はまさに「いわくつき道路」。記事が重くなったので分割したものです。
(その6)大竹JCT〜山口JCT
本線レポでは最後となる区間。周南市の連続トンネル&最小トンネルと言った個性派揃い。
(その7)宇部JCT〜下関JCT
山陽自動車道・宇部下関線。山口JCTで中国道が美祢方面に迂回するのに対して、この道路は周防灘に位置する宇部・山陽小野田方面を通る高速道路。
支線
播磨地区の西側を通る高速道路で中国道との連絡路、及び鳥取道との接続も兼ねた新しい横断道路だが、今のところはたつの市新宮地区までしか伸びておらず、山陽自動車道の増設インターのような扱いをしている。
距離が短く、中国自動車道と山陽自動車道の連絡道路として取り扱われている為、特別に支線に追加して掲載した。
山陽自動車道・宇部下関線へ向かうための自動車専用道路。
Another View
2005年の山陽道崩落事故の件で山陽自動車道の岩国〜玖珂間が復活する瞬間を取材した。