瀬戸中央自動車道(国道30号自動車専用道路)

基本情報

瀬戸中央自動車道は岡山県都窪郡早島町から香川県坂出市へ向かう自動車専用道路の名称であり、一般国道30号線として供用されている高速道路である。本州四国連絡道路のうち児島・坂出ルートを指しており、本州から向かう場合は中盤より当時の日本最先端技術を駆使して完成した瀬戸大橋を通過する。橋梁部分は上段が4車線の瀬戸中央自動車道として、下段がJR本四備讃線が通る二段構造になっており、このうち下段の鉄道に関しては将来新幹線が通過できるように部分的に幅員が確保されている。

本州四国連絡道路の路線名 一般国道30号瀬戸中央自動車道
本州四国連絡高速道路(JB本四高速)が定める路線名 瀬戸中央自動車道
計画上の起点位置と終点位置 岡山県都窪郡早島町〜香川県坂出市
供用中の区間 早島IC〜坂出IC
開通具合 全区間開通済み
おおよその総延長距離 37.3km

通行料金

通行料金は一般の高速道路と同様に区間制による計算だが、陸上区間だけ利用するのであればさほど料金は高くなくネクスコの高速道路料金とほぼ一緒である。しかし、瀬戸大橋の区間は維持費の関係で異常な程の通行料金(通常の2,000円以上アップ)が請求されるため、間違って進入した場合は何としても坂出ICか児島ICで降りなければならない。

ETCを利用した場合は若干であるが料金が安くなる(5.5%割引)。ここでは全区間走破時の料金をまとめた。

通行区分 通行料金 ETC特別割引時
軽自動車 3,300円 3,118円
普通車 4,100円 3,874円
中型車 5,650円 5,339円
大型車 7,700円 7,276円
特大車 13,750円 12,993円

※ETC割引の際、ネクスコ管理の高速道路だと下1ケタの端数処理が行われるが本四高速の場合はそれが行われない(小数点第1位を四捨五入する仕組み)為、ウンジュウウンエンと言った1円単位の金額が請求される。

実は、瀬戸大橋の真下には倉敷・岡山と坂出・高松の間を連絡するフェリー(四国・宇高国道)が行き来しており、フェリー会社同士の競争関係から船を使う方が安上がりで通行できてしまう。この他にも連絡橋を使うと市街地からかなり離れた場所を素通りする上に市街地での渋滞に巻き込まれるために「どっちもどっち」のような状況にあるらしい。

ETC割引情報

ETC特別割引

本四高速管理の高速道路をETCで無線通行した場合に限り、5.5%割引が適用される(料金表は前述の通り)。大して安くなったとは感じないけど。

与島Uターン割引

本四高速は大型連休や盆正月を対象に「与島Uターン割引」を実施する事がある。これは本州あるいは四国のいずれかから走行してきた際に与島PAに一度立ち寄って再び最初の位置に戻る(本州→与島→本州、四国→与島→四国)と料金が割安になる制度である。簡単に言えば与島へ向かうだけの入場料のような扱い方だが、通常だと例えば本州から与島へ向かって再び本州に戻る場合は4,300円する所が半額の2,000円程度で利用できるのは魅力的である(片道分がタダ同然になる)。与島は瀬戸大橋が間近で確認できる唯一の休憩ポイントであるため、是非とも家族連れ等で行ってみたい所である。

この他にも割引制度がいろいろあるようなので本四高速のサイトで確認した方が良いだろう。

瀬戸中央道内の速度規制

自動車専用道路の建前ではあるが、最高速度が100km/h〜80km/h、最低速度50km/hが設定されている為に事実上高速自動車国道と同じように走行できるように仕込まれている。

自動車の種類 最高速度 最低速度
大型乗用自動車
※定員11人以上
100キロ規制 50キロ規制
普通自動車
※三輪車・牽引車を除く
大型自動二輪
普通自動二輪
大型貨物車
(所謂10tトラック)
80キロ規制
三輪の普通自動車
大型特殊自動車
牽引自動車(トレーラ)

中四さんかいライン

「中四(なかよし)さんかいライン」は山陰・山陽・瀬戸内海・太平洋を結ぶ地域連携軸の愛称であり、

[ネクスコ西日本中国支社管轄区域](島根・鳥取・岡山)

[本四高速管理区域](岡山・香川)

[ネクスコ西日本四国支社管轄区域](香川・愛媛/四国中央・高知)

の区間が該当する。それぞれの高速道路の日本海・瀬戸内海・太平洋を結ぶ道路網の事を指す場合もある。

撮影日時

スナップショット

倉敷ジャンクション〜早島IC

倉敷ジャンクションと早島ICの間は山陽自動車道の早島支線として扱われているため、この段階ではまだ西日本高速道路が管理する高速道路である。

 
[15]倉敷ジャンクション

山陽自動車道から分岐する形で早島方面へ。


山陽自動車道・早島支線
早島ICまではネクスコ管理の山陽道の延長線。


早島ICまで2km


早島ICまで1.5km
早島を直進するとその先は瀬戸中央自動車道である表記を示している。

 
(左車線)中庄トンネル
(右車線)金田トンネル(長さ:460メートル)・岡山県都窪郡早島町(つくぼぐん-はやしまちょう)

倉敷市の隣、早島町の区間に突入!TNを抜けるとインターは目の前。


早島ICまで500m

 
[1]早島IC・早島本線料金所

早島町の他に倉敷市の南部地区はここからでもアクセス可能。
山陽道方面側は本四高速の区間を抜けるために本線料金所が設置されている。

早島IC

プロパティ:

接続する国道は例の旧・山陽道をほぼ踏襲した国道2号。倉敷市・岡山市の中心街はここから向かう方が断然早い。

1 早島 岡山
所在地情報 岡山県都窪郡早島町
主な道路 国道2号
ICの構造 ハート型/トランペット型
周辺情報 倉敷市役所・倉敷市街・倉敷美観地区・大原美術館・マスカットスタジアム・早島町役場・岡山市街・笠岡・福山方面

西日本高速道路の領域から一度抜けるものの、早島本線料金所及び坂出本線料金所では本四架橋区間に入る前のNEXCO3社・宮城県道路公社管内の料金が、各料金所でまとめて請求される。また、この先の与島PAでUターンした場合も前者の料金所でNEXCO・宮城県道路公社区間の料金を一度精算する事になる。なお、本四架橋区間を跨いで通行する場合、特にETC時間割引判定では「本州四国連絡高速道路が管理する区間はNEXCO区間にある各種割引判定を使用できない」ことと「NEXCO管理区間における通勤割引判定にはJB本四高速区間も含めた距離で判断する」と言う条件が存在するため、該当する時間帯や車両は特に注意して走行したい。

昔は坂出方面側にも本線料金所が設置されていたが処理の簡略化や与島での検札機構の関係で日本道路公団及び西日本高速道路管理の高速道路に戻る直前に本線料金所が設置されるだけになった。

早島IC〜水島IC


瀬戸中央自動車道・起点位置
ようこそ瀬戸中央道へ・瀬戸大橋まで21km

ネクスコ管理の高速道路から一旦抜け出して本四高速区間へ。
交通量の面では橋とフェリーとでは雲泥の差だけど(あ、これは言っちゃイケナイんでしたっけ?)


岡山県倉敷市(くらしき-し)
一度離れた倉敷と再度合流。カントリーサインの絵柄は倉敷市の美観地区。

 
[普通車・自動二輪・バス]最高速度100キロ規制
[大型・三輪車・大型特殊]最高速度80キロ規制、[共通]最低速度50キロ規制
自動車専用道路ではあるが高速道路として機能するように最高速度・最低速度が決められている。

 
瀬戸中央道は最後まで片側2車線の4車線路。
しまなみ海道の時と異なり、本州・四国の最短コースに位置する事も合ってか多少は交通量はある。


水島ICまで5km、児島ICまで16km、坂出まで35km
距離案内を見ると坂出市と倉敷市間の距離はそう遠くない事が伺える。


[中四さんかいライン]太平洋まで150キロ
山陰・山陽・瀬戸内海・太平洋を結ぶ中四さんかいライン。
太平洋、即ち高知県までは橋を渡って四国山地を横断するのでまだまだ遠い。


粒江PAまで3km、鴻ノ池SAまで11km、与島PAまで20km
本四高速管内でもネクスコ管理の高速道路で見掛ける次SA・PAまでの距離標識は存在。

  
4車線ながらも交通量は山陽道・高松道よりも少ない。
やはり瀬戸大橋区間の料金設定が響いている証拠だろうか。

 
粒江PAまで1km・水島ICまで2km


粒江PA
瀬戸中央道最初のパーキングエリアだが施設はトイレ+自販機だけ。
登坂車線の道中にあるため、もしここで休憩する場合は左側へ寄っておこう。

粒江PA

プロパティ:

 

自動販売機のみの営業である。余談だが、本四公団の頃から全ての無人パーキングエリアに自動販売機が設置されていたようである。

本州方面 サービス内容 四国方面

自動販売機のみの営業です


水島ICまで1km


水島ICまで500m

 
[2]水島IC
倉敷市の水島地区の他、玉野方面へも便利なインター。

水島IC

プロパティ:

水島地区はこちら

2 水島
所在地情報 岡山県倉敷市
主な道路 岡山県道62号玉野福田線・国道430号
ICの構造 トランペット型
周辺情報 倉敷市水島地区・ライフパークくらしき・倉敷美しい森・水島港・水島地区工業地帯・みやま公園・玉野方面

水島IC〜児島IC

 
水島バスストップ


[普通車・自動二輪・バス]最高速度100キロ規制
[大型・三輪車・大型特殊]最高速度80キロ規制、[共通]最低速度50キロ規制
利用者が少ないので80キロ対象車も100キロに・・・・って無理だろうなぁ。


児島ICまで9km、坂出北ICまで25km、高松まで53km

坂出ICが近づくので坂出までの距離案内から香川県の県庁所在地・高松までの距離に変わる。

  
正面山トンネル(長さ:538メートル)・瀬戸中央自動車道最長トンネル
瀬戸中央道で一番長いのはこの正面山TNだけ。

 
瀬戸中央道は本州四国ルートの中では一番距離が短い。
しかしながらやはり大阪・関西圏との連絡が可能な神淡鳴道に客を奪われているような感じが・・・・。


管理用施設
バス停らしき施設があったようだが今は単なる本四高速の管理用施設に転身。


ちょっと一休み・鴻ノ池SAまで3km

 
車間距離確認区間
上記の通り自専区間ながら最高100キロ規制が設定されている影響で間隔も50mに。


鴻ノ池SAまで2km


チョッと一息・鴻ノ池SAまで1.5km


柳田トンネル(長さ:331メートル)
瀬戸中央道のトンネルは全部1ケタ台までの数値を表している模様。

 
鴻ノ池(こうのいけ)SA
上下線共に四国方面側にオーバークロスする構造になっている。
サービスエリアではあるが、どちらかと言えばこの先の与島の方が充実している。

鴻ノ池SA

プロパティ:

 

給油所が四国方面側にのみに設置されている。下記にもある通り、この先はネクスコ西日本が管理する高速道路に戻るまでは給油所が登場しない。

倉敷・本州方面 サービス内容 坂出・四国方面

自動販売機

AM 7:00〜PM 9:00 売店・フードコート AM 7:00〜PM 9:00
× 給油所 AM 7:00〜PM 9:00


地図は基本的には1部までだが取り放題に近いw

鴻ノ池SAはサービスエリアと謳ってはいるが、一般的な高速道路に見掛けるインフォメーションコーナーは用意されていない(次の与島PAならば与島プラザ内に存在するが)。本四高速管内の広域地図は基本的にサービスエリア限定で取り放題のような感じで用意されており、ネクスコ管内でありがちなインフォメーションコーナーの営業時間内に入手しないといけないようなスタンスではない。


ガソリンスタンド

四国方面のみ給油所が設置されているが給油時間には要注意。

【松山・高知・徳島方面に向かう場合】
松山道の石鎚山・徳島道の吉野川SAは非24時間営業。高知道・松山道の伊予灘・徳島道の上板SAは給油所がない。

【本州・鳴門方面に向かう場合】
岡山行きの瀬戸中央道は給油所がなく、本四高速内で次に給油が可能なのは神淡鳴道の明石SAとなる。津田の松原SAは非24時間営業。

 
塩生トンネル(長さ:401メートル)
四国方面側は鴻ノ池SAを利用した直後にトンネルとなる。


児島ICまで2km
利用者が殆どいない所が何とも・・・。


児島ICまで1km


児島ICまで500m


予告信号機
この信号機がある理由は後ほど。
この場所から鷲羽山ハイランドの観覧車が見える。

 
[3]児島IC・瀬戸大橋規制用本線信号機

倉敷市の児島地区へ。これより先は連絡橋区間で坂出まで出口が無い。
ボッタクリに等しい料金を取られたくないなら必ずここで降りること

児島IC

プロパティ:

倉敷市の児島地区はこちらからどうぞ。

3 児島 鷲羽山
所在地情報 岡山県倉敷市
主な道路 国道430号
ICの構造 トランペット型
周辺情報 倉敷市児島地区・鷲羽山(わしゅうざん)ハイランド・おもちゃ王国・みやま公園・小豆島方面

この児島ICを過ぎて鷲羽山トンネルを過ぎるとそこから先は坂出までずっと連絡橋が続く。だから、間違えてここまで来てしまった場合で料金面で不都合があるのであれば、何としてでもここで降りないと行けない。この先の与島PAでも一応Uターンすることは出来るが、その場合は連絡橋を素通りした時の料金が請求される(通常の2,000円以上もアップされる)ので要注意。

また、この先は四国本土までずっと連絡橋が続くため異常気象などで横断が出来ない、あるいはその通行が制限される事がある。その場合は出口に設置された信号機で強制退出しなければならない。この先の与島PAも含めて横断橋に信号機が設置されているのはそう言った理由があるためである。

児島IC〜与島PA


児島を過ぎるといよいよ瀬戸大橋に突入する為、妙にワクワクするw


[共通]最高速度80キロ規制、最低速度50キロ規制
瀬戸大橋区間は横風などの観点から最高速度が80キロに制限される。


坂出北ICまで15km、坂出ICまで17km、高松まで43km

次の坂出北までは瀬戸大橋区間を通過するために到達までに時間が掛かる。
この段階から最初に通る下津井瀬戸大橋の一部が見える。


[展望台・フィッシャーマンズワーフ]与島PAまで6km
海上区間を爆走していれば与島も結構近く感じる。


鷲羽山(わしゅうざん)トンネル(長さ:205メートル)

このトンネルを抜けるとそこから先は瀬戸大橋区間。
なお、最初はオープンカット工法と呼ばれる技術で建設が予定されていたが、
後に景観上の観点から複断面トンネルで建設される事になった。

 
瀬戸大橋区間起点位置・下津井瀬戸大橋(長さ:1,447メートル)

いよいよ瀬戸大橋区間に突入した。ここから四国まではずっと橋が続いていく。


瀬戸内海を1本の高速道路で走っている爽快感は感激モノw
橋の真下を鉄道が通っているようには感じず。


香川県に突入!香川県坂出市(さかいで-し)

瀬戸中央道の場合は鷲羽山TNを超えて橋に入るとすぐに香川県の領域に入る。

 
櫃石島(ひついししま)バスストップ・櫃石島IC

連絡橋の道中にあるバス停で島民などの関係者しか利用できない。

櫃石島・岩黒島・与島に設置されたインターチェンジは、島民とバスストップに停車する路線バス及び緊急車両のみが限定的に利用できるものであるため、一般車の利用は全くできない。与島は別にしてもそれ以外の島へ向かうには通常の方法では進入できないため、瀬戸大橋区間を通るバスを利用する事になる。この島民専用のインターチェンジは西瀬戸自動車道にも存在する。

 
瀬戸大橋区間は最初から最後までが吊り橋と言うわけではなく、
道中で非常に多くの高架橋を連絡しながら結ばせている。

 
櫃石島橋(長さ:792メートル)
高架橋の先に見える櫃石島と岩黒島を連絡する吊り橋。


与島PAまで2.5km
標識近くに橋の作業を行っている職員の姿が見える。
こういった橋の真上での作業は高所恐怖症な私から見れば流石と思える。


岩黒島バスストップ
ここもやはり関係者しか利用できない特殊なインターチェンジ。
一般の私たちは素通りしなければならぬ存在。

 
岩黒島橋(長さ:790メートル)
岩黒島を横断した先に見える吊り橋で与島と中継する重要な橋。


与島橋(長さ:850メートル)

瀬戸中央道最大のパーキングエリアがある与島が近づいてくる。
与島橋に関しては吊り橋ではなく連続高架橋で対処している。


与島PAまで700m
この場所からシメとなる北備讃瀬戸大橋の姿を確認できるとは。
また、助手席や後部座席に座っている人はここからフィッシャーマンズワーフの施設を見る事ができる。

  
与島PA

強風などの悪天候時に対処するための信号機がここにも設置されている。
ランプウェイの道中で道路の真下をJR備讃線が通っている事がようやく確認できる。

与島パーキングエリア

 
(左写真)与島プラザ
(右写真)瀬戸大橋フィッシャーマンズ・ワーフ

与島PAに入ってまず最初に目にするのが与島プラザと呼ばれる休憩施設。
与島PAから専用の出入口を利用すると瀬戸大橋フィッシャーマンズ・ワーフ方面へ至れる。


与島本線料金所(検札所)
与島でUターンして引き返す事が可能であるため、ここで通行券を提示して検札を受ける必要がある。
なお、この検札所はETC無線装置が無いのでカードの場合は手渡しで対処する事になる。

 
与島PA出口
検札所を抜けて本線へ戻るには連続ループ橋で頂上に登った後、
それぞれ行きたい方向に分岐する。四国方面は直進しよう。

攻略済み道路のご案内:


四国遠征の時に残りの部分を取材する予定です。

与島PA

プロパティ:

 

与島パーキングエリアはここでUターン出来るような構造になっているため、与島から出る場合は必ず検札所を通る必要がある(ETCの場合は手渡しで処理)。連続ループ橋の先でどちらかの方向に分岐する形態を取っている。

  与島
所在地情報 香川県坂出市
主な道路 瀬戸中央自動車道(国道30号)
構造 変則ハート型
周辺情報 与島地区・与島PA休憩施設・瀬戸大橋フィッシャーマンズワーフ・金刀比羅宮・坂出・高松・松山・倉敷・岡山方面