延岡道路・延岡南道路(国道10号・東九州自動車道)

基本情報

東九州自動車道は福岡県北九州市から東九州沿いに位置する行橋・豊前・中津・宇佐・別府・大分・佐伯・延岡・宮崎・日南等を経由して鹿児島県鹿児島市に至る高速道路の名称である。旧・鹿児島街道沿いを通る九州自動車道と異なり、周防灘・日向灘を通る道路で全線開通すれば九州道の混雑を分散させる以外に高速道路網の整っていない東九州地方の物流・商業発展に貢献できるとされ、期待されている。起点から宮崎市までと、鹿児島県曽於市から終点までは国道10号線と並行しており、既にそれに並行する自動車専用道路が部分的に何カ所か開通しているが、単独区間の開通は1999年の大分米良IC〜大分宮河内ICであり、その後も順次単独区間の工事が進行している。

延岡道路・延岡南道路のプロパティ

宮崎県延岡市には以前から延岡市と隣の門川町の区間を結ぶ延岡南道路が開通しており、東九州道に並行する形で暫定的に供用されてきた区間である。この延岡南道路に延長する形で国土交通省が建設した延岡道路及び九州横断道延岡線の一部である北方延岡道路(一部区間)が開通した。

延岡南道路自体は距離がたった5キロ程度しかない上に開通した当初は中途半端に飛び地路線であったが、延岡道路の延伸により熊本と延岡を連絡する国道218号との連携がシームレスになった上、延岡市街の混雑回避として活用する事が出来るようになった。今後は延岡南道路から東九州道が接続される予定になっているが、延岡JCT以北〜佐伯市の区間に関しては現在でも工事の段階に留まっている。

国土開発幹線自動車道建設法に基づく法定路線名 東九州自動車道
並行する一般国道の自動車専用道路名 一般国道10号延岡道路・延岡南道路
高速道路会社・国土交通省が定める路線名 東九州自動車道
(延岡道路・延岡南道路)
計画上の起点位置と終点位置

[延岡道路]
宮崎県延岡市北川町〜宮崎県延岡市

[延岡南道路]
宮崎県延岡市〜宮崎県東臼杵郡門川町

供用中の区間 延岡JCT・延岡IC〜門川IC
開通具合 部分開通
おおよその総延長距離 26.7km(合計距離)

延岡南道路区間の料金表

普通車 250円
大型車 400円
特大車 900円

東九州自動車道に並行する自動車専用道路であるためか、ETCによる通行が可能になっている。但し無線装置は用意されていないので自動収受機でカードを手動挿入して精算することになる。

スナップショット

[無料区間]延岡道路
(東九州道に並行する国道10号自動車専用道路)

延岡道路は延岡南道路の起点部分をカバーして新直轄区間(佐伯IC〜延岡道路区間)との連携を行う自動車専用道路である。国土交通省が管轄する区間である為、九州横断道延岡線の一部も含めれば全区間無償で通行することができる。タダ同然で市街地を回避できる高速道路があるのは有難い。

 
[22]延岡JCT・延岡IC
延岡線の終点となる場所で東九州道との分岐点となる分かれ目。
今のところは直進が東九州道、左折で延岡IC・市街地方向と中途半端。

接続する道路:九州横断自動車道延岡線
本当に開通できるのでしょうか・・・この横断道路

延岡IC

プロパティ:

 

延岡インター連絡路を使えば延岡市街の国道10号の混雑を回避できるのではないかと予想。

22 延岡
所在地情報 宮崎県延岡市
接続道路 東九州自動車道・延岡インターアクセス道路
ICの構造 タービン型(分岐点による構造)
周辺情報 延岡市街・青雲橋・高千穂峡・熊本・佐伯方面

 
九州横断道延岡線から東九州道にかけてのランプウェイはまだ未完全。
佐伯方向に対する土地の確保はひとまず完了しており、ランプの道中で佐伯方向の高架橋工事も確認できる。


延岡道路(東九州自動車道に並行する国道10号自動車専用道路)・起点位置

九州横断道延岡線との分岐点になる場所からのスタート。
まだバイパス路としての供用からか、高速道路にしては珍しい60キロ規制となっている。

 
五ヶ瀬川(ごかせがわ・橋長:740m)
宮崎県五ヶ瀬町が源流で高千穂を経て延岡に至る深い渓谷を蛇行する河川。
下流近くに位置しており、その長さも740メートルと距離がとにかく長い。

 
三須トンネル(長さ:660メートル)
延岡道路では最初に通過するトンネル。600mと少し長い。


三須TNを過ぎると再び高架橋を渡って次のトンネルへ。
無料区間ながらややカーブでありつつもほぼ直線で通過している。

 
寺畑谷第1トンネル(長さ:680メートル)
このTN情報標識はトンネルの壁にプリントされた状態で掲載されているのが特徴。
標識をわざわざ作らずともシールみたいにする事でコストを抑えている訳か。

 
寺畑谷第2トンネル(長さ:630メートル)※フロントガラスの傷は気にしないでクダサイorz
このTN情報は普通の標識。第1と第2の隙間はごく僅かしかない。

 
第2TNを過ぎると再び直線区間。
早朝に撮影したので太陽が眩し過ぎる・・・ていうか逆光だよな、これorz


延岡南ICまで2km
逆光で見え辛いがこの出口予告標識は普通の高速道路にあるものと比べてやや小さい。


延岡南ICより有料
そのまんま東九州道を直進するとネクスコ西日本管轄の有料区間へ(後述)。
有料区間を避けたいと思う場合は延岡南で降りないといけない。

 
(左写真)屋敷内第1トンネル
(右写真)屋敷内第2トンネル(長さ:320メートル)
屋敷内第1TNには何故かトンネルの距離を示す標識が設置されていない。


延岡南ICまで1km
直進すると延岡南道路となり有料となる事を促す分岐標識になっている。


延岡南ICより先有料・道路の異常を見つけたら緊急ダイヤル「#9910」へ
延岡南道路及びそれ以降の東九州道はネクスコ西日本管轄の有料区間。
国交省・高速道路会社管轄の道路で異常を見つけたら取り敢えず報告してあげましょう

 
石田トンネル(長さ:400メートル)
延岡道路及び東九州道の無料区間における最後のトンネル(次は清武JCT以降となる)

 
[23]延岡南IC・国土交通省管理区間終点
佐伯ICから続いてきた事になる無料の高速道路区間はここまで。

延岡南IC

プロパティ:

元々はここから直接的に国道10号へ向かっていたが延岡道路接続の際にフルインターとなった。

23 延岡南
所在地情報 宮崎県延岡市
接続道路 国道10号(延岡南道路連絡路)
ICの構造 トランペット型
周辺情報 旭ヶ丘駅・恵峰岬・延岡市街など

[有料区間]延岡南道路

たった5.5キロ程度しかないこの有料道路は東九州自動車道の開通に先駆けて予め作られた一般有料道路で、先ほど通った延岡道路も延岡南道路の延長線として整備されている事が分かる。将来は延岡南道路の船越交差点を大幅に改築して宮崎方面の東九州自動車道と接続する構想になっており、既に用地調査・土地買収の作業が始まっているために開通もそれほど遠くはないものと予想される。

 
[23]延岡南IC・西日本高速道路管理区間起点
と言われても今のところは西日本高速道路管理区間の実体区間はメッチャ短いけど。
延岡R・延岡南Rでは国交省とNEXCOの境界である事を示す標識は特に設置されていない(山陰道にはあった)。

 
開通当初はここから直線的に結んでいた延岡南道路だが、そんな面影は完全に無くなっていた。
日向方向の場合はランプウェイとの合流部分に料金表等が設置(但し日本道路公団の部分がマスキング)されている。

 
延岡南道路に入るとそれまでの凹凸+センターポールが無くなり、
やや凸凹がある普通の一般国道のような雰囲気に変わってしまう。

 
土々呂トンネル(長さ:890メートル)
「ととろ」と読む。某アニメの「となりのト○ロ」はここからネーミングされたのかと疑っちゃう程「同じ名前」である。


門川本線料金所まで1km
延岡南道路は自動収受機での精算となっているようだ。

 
加草トンネル(長さ:660メートル)
このトンネルを抜ければ本線料金所は目の前。


門川本線料金所まで150m
本線料金所は目の前!!・・・・・・・と、その前に。

 
門川本線料金所前PA
本線料金所に隣接する延岡高速道路事務所の一部敷地は小型パーキングになっている。
孤立している延岡地域向けに「奔放」でも置いてみては如何でしょうかね?


門川本線料金所
ここで延岡南道路の料金を払う。普通車で250円也。
日向方面と直結した場合は区間距離制に変化する関係で料金所の形態が変化する予定。

 
[24]門川IC・延岡南道路終点位置
将来はここが門川ICとなり、インターが正式に開通して宮崎以南に延びていく予定。
既に日向方面に延伸できるように延長区間の敷地は確保されている様子である。

門川IC(予定地)

プロパティ:

近い将来にフルインターとなり日向市・宮崎市方面へと進んでいく。今後の延伸を期待(標識のデザインは私が適当に予想したものです(ぉ)

24  
所在地情報 宮崎県東臼杵郡門川町
接続道路 国道10号
ICの構造 一般国道との平面交差
周辺情報 海浜公園・愛宕山公園・門川市街・茶屋の洞門・サバイバルアイランド・ドルフィンアイランド・日向・宮崎方面

個人的な感想

延岡南道路は東九州道開通に先駆けて造られた道路ではあるものの、距離があまりに短すぎる上に並行する国道10号の混雑回避にさほど役立っているようには見えない為、どうせなら最初の段階で思い切って延岡〜日向あたりまで建設・供用した方が良かったのではないかと思う。また、無料区間における延岡道路もまだまだ交通量の面ではまちまちといった印象を受けたものの、同時期に開通した北方延岡道路との連携も重なって確実に利用者が増えつつあるとも思った。延岡道路・延岡南道路は確実に距離を伸ばしつつあるものの、依然として主要都市でありながら高速道路網から途絶えた状態が続いている。地域格差の是正と関係あるかどうかは不明だが、九州の本格的発展に貢献するためにも一刻も早い東九州自動車道の接続を望みたいところである。