福岡県道32号犀川豊前線
基本情報
福岡県道32号犀川豊前線は京都郡みやこ町と豊前市の間を結ぶ主要地方道。みやこ町の犀川地区と築上町を結ぶ鉾立峠はよくある幅員の狭いクネクネ峠道路であるが峠を結ぶ鉾立トンネルが開通している。現在、築上町から豊前市の求菩提山(くぼてやま)までの通行はできない(r237交点付近の狭路がr32指定されているものの、獣道の状態で突破することはできない)がr237交点の少し南側に山を切り開いたバイパス道路の建設が進んでいる。開通日は未定であるがこれが完成すれば豊前市と英彦山方面への行き来が国道496号経由とは別に最短ルートとして結ばれるため注目だ(と言っていたが、未だに未開通のままで先行き不明な状態)。なお、前述の通り築上町と豊前市の間を通る事ができないため、r32を続けて走行する場合には一旦椎田道路方面に迂回する事が求められる。標高の高い峠を連続で通るマイナーロードで凍結も頻発しやすい道路である。
| 起点 | 福岡県京都郡みやこ町犀川帆柱 |
| 終点 | 福岡県豊前市八屋 |
| 総延長距離 | 28,692m(未開通区間を除く) |
| 車線数 | 1〜2車線 1車線区間:みやこ町〜豊前市にかけての区間 通行不能区間:築上町〜豊前市求菩提山付近 |
| レポの方向 | 下り線 |
| 全体の難易度 | ★★★★☆(未開通区間の開通キボム) |
旧県道情報
以前は豊前市と甘木市(現在の朝倉市甘木地区)とを結ぶ福岡県道32号豊前甘木線として供用・計画されていた道路である。後に朝倉市〜みやこ町犀川地区(旧・犀川町)の野峠付近までが一般国道500号に、野峠〜現行のr32起点地点までが国道496号に昇格したため、取りこぼされた残りの犀川地区〜豊前市の区間が福岡県道32号犀川豊前線となった。
1973年 福岡県告示にて豊前甘木線が路線認定される。
1993年
建設省・福岡県告示により豊前甘木線のうち、甘木市(朝倉市甘木地区)〜野峠(福岡県・大分県境)までが一般国道500号に、野峠から現在の福岡県道32号犀川豊前線交点までが一般国道496号に昇格し、旧豊前甘木線が路線廃止される。
1993年 福岡県告示により犀川豊前線が路線認定。
通過する市町村について
(福岡県)
京都郡みやこ町
築上郡築上町
豊前市
合流する国道
国道496号
国道10号
県道標識ライブラリ
築上町の一部で以前の豊前甘木線時代からあるとされる超ボロボロの旧県道標識がある。また、築上町の一部を除いてすべての県道標識が異常な程サイズが小さく、ボロボロあるいは汚れてしまっているものばかりで路線名・地域名の記載された補助標識は一切登場しない。
スナップショット
みやこ町犀川地区・築上町築城地区
福岡県道32号犀川豊前線起点位置
みやこ町(旧・犀川町)の帆柱地区からスタート。
もしこれが豊前甘木線だとすればまだ通過点に過ぎない。
鉾立峠へ向かう道はいつもの如く連続急カーブにより構成されている。
所々安全対策のために凹凸がある場所があるので注意が必要だ。
みやこ町側は2車線整備されている区間があり、白線がはっきりと目撃できる。
但し、路面の整備や手入れはあまり施されていない。落ち葉だらけ。
幅員の狭い箇所も所々ある。ちなみにみやこ町側の最高速は40km/h規制。
急カーブ地点には番号が振られていた。
鉾立トンネル(長さ:89メートル)
鉾立峠の頂点に到着した。隧道自体の距離はかなり短め。
みやこ町側は入口にチェーンベースらしき広場があった。
福岡県築上郡築上町(ちくじょうぐん-ちくじょうまち)
2006年1月に築上郡の築城町と椎田町が合併して成立した町。
行橋及び豊前との合併も検討されたが成立せず。
|
|
みやこ町・築上町築城地区町境 鉾立トンネル内部をよーく見てみると隧道内部で町境を示す標識が設置されているのを目撃できる。これらの設置は福岡県内のトンネルではかなり珍しいパターンだがライトを塗してみると少し不気味に見えるかもしれない。 |
築上町側は全区間通じて1.2〜1.5車線の幅。
しかも急カーブが180度回転という場所が非常に多い。
180度カーブの亜種で右カーブ+左180度カーブの組み合わせ標識を目撃。
これは珍しい( ´Д`)
キャンプ場を抜けた先で県道標識と初めてご対面。
しかしこの標識、全く手入れされていないのかかなり痛んでいる様子です(⊃Д`)
※写真は以前視察した時の様子。標識は取材時に撮影。
キャンプ場を抜けると築上町中心部まではほぼストレートな直線コース。
交通量は極端に少ないためマイナーロードの印象が強い。
現在建設が進んでいる求菩提山方面への迂回路バイパス交点。
これが開通すればいちいち椎田道路方面に回らずに済むので期待したい。
築上町寒田地区の集落を通過する。
特に人気が無いため地元車以外の通行は無いものと思われる。
福岡県道237号寒田下別府線起点位置
寒田地区に来ると突然切り替わる謎の道路。
が、本当は交点付近の交差点を右折するのが正しいr32ルートである。
交点を右折して求菩提山方面に向かっている。
一見すると2車線あって整備されているように見えるが・・・・・・・。
|
|
現状に限らず豊前甘木線として供用した頃も求菩提山から直接築上町方面に至ることはできなかった。また、旧・犀川町と築上町を結ぶ鉾立隧道も1987年に供用が開始された為、福岡県の告示による県道指定が施された当初は完全完走が全くできない県道であった事が分かる。今のところ求菩提山方面へ向うことができない為、ここから求菩提山方面へ向かうには一旦r237へ戻り、そこから国道10号あるいは椎田道路等を利用して豊前市に戻り、そこから既に開通しているr32区間を利用して求菩提山方面に向わないといけない。お陰で椎田道路を2回も通るハメとなり大出費になってしまったのだ。 |
求菩提山
通行禁止区間
入口はゲートによって閉ざされ、求菩提山から築上方面への連絡路は完全に封印されている。
ま、工事車両や土木事務所関係者専用の道路なんでしょうけど。
連絡先を記した看板を発見した。
連絡先は豊前市か豊前土木事務所。つまりこの道路は福岡県管轄という事が分かる。
もし市レベルなら土木事務所の文字列は出てこないはず。
工事案内の看板。発注者は福岡県豊前土木事務所。
この道路がr32だという事がはっきりと確認できた瞬間なのだ。
封鎖起点間際には求菩提山への登山路がある。
もちろん、その登山路は福岡県道には指定されていない。
|
|
求菩提山(くぼてさん) 標高782m。豊前市を代表する峠の一つで英彦山と共に修験道の山だったとされる。この求菩提山への道中には湧水が飲めたりキャンプ場があったり神社・地蔵尊らしき観光名所があったりする。r32が築上まで抜けられるようになれば、豊前と築城地区との最短ルートが期待できるので今後の土木事務所側の見解を待ちたいところだ。 |
求菩提山〜豊前市
仮に豊前と築上が開通した場合に備え、
予め豊前の通行不能起点から終点に向かって撮影するように心がけた。
豊前側もクネクネ連続の森林路である。
カメラをスロー撮影にしないと勝手にフラッシュを炊いてしまうので台無しになる上、電池も勿体ない。
森林部の道中で湧水を回収できるスポットを通る。
平日なのにわざわざ水を汲みに来るのは相当ウマいんであろう。
先程の湧水回収所から求菩提山の駐車場までは長い下り直線道路。
幅は狭いがしっかり整備されていて通りやすかった。
求菩提山の駐車場らしき場所で突然2車線区間がスタートする。
かなり突発的ではあるが交通量は行楽シーズンを除けば少なめである。
標識小さっ!!(・∀・;)
まだ豊前・築上の行き来ができないのか、それとも何らかの意図なのか驚くほど県道標識が小さい。
求菩提山の区域を抜けると山の麓を平野部方面へ向かう形で道路は続く。
平行して岩岳川が流れており、通っていると河川の一部を見ることができる。
下河内交差点
福岡県道2号豊前耶馬渓線とつながる。
残念ながらこの県道を使って耶馬渓方面に抜けることはできない。
攻略済み道路のご案内:福岡県道・大分県道2号豊前耶馬渓線
下河内地区の集落を通過。
下河内交点から終点まではr2との重複区間である。
下河内地区を抜けると周囲は田園だらけの平野部に入る。
交通量も地元車あたりだろうがかなり増え始め幹線道らしくなってくる。
豊前市千束交差点
東九州の大動脈・国道10号線と接続する。
左折すると椎田道路・北九州方面、右折すると中津市まで10分程度でいける。
豊前市役所手前の交差点
福岡県道103号交点場所。右折すると県内で最も小さい吉富町に向かう。
この付近のr32は交通量も多く豊前市の街中という感じが強い。
豊前郵便局前交差点
道が整備されていて周囲には商業施設が立ち並ぶ。
犀川地区からの長い旅路ももうすぐ終了である。
豊前市東八幡交差点・福岡県道32号犀川豊前線終点位置
いわゆる旧・国道10号に当たる豊前中津線と接続する。
直進すると宇島港方面に向かう。