熊本県道・福岡県道4号玉名八女線
基本情報
熊本県道・福岡県道4号玉名八女線は、熊本県玉名市と福岡県八女市を結ぶ主要地方道の名称である。
熊本県の玉名地方を北に縦断しながら福岡県八女市に至る県道だが、県境を挟む矢部谷峠の前後は典型的な離合困難な山間部を通過している。このため、峠の前後区間は交通量は少ないものの、起点から和水町の一部、及び八女市内では主要幹線道路らしく交通量が多い。県道を使用する上で完全走破を行うのは厳しい為、峠にあたる部分に関しては並行する国道等でアンダーカバーする方が無難であろう。
| 起点 | 熊本県玉名市繁根木(国道208号交点) |
| 終点 | 福岡県八女市大字本村(国道3号交点) |
| 総延長距離 | 約47km 福岡県側の総延長距離は15,061m |
| 車線数 | 1〜2車線 |
| レポの方向 | 下り線 |
| 全体の難易度 | ★★★☆☆(誰も通らぬマイナーロード) |
来歴
1954年 建設省告示により主要地方道「福島玉名線」が指定される。
1955年 主要地方道指定に伴い、熊本県・福岡県告示により熊本県道・福岡県道10号玉名八女線が路線認定される。
1970〜1972年 熊本県内の整理番号が「4」に変更される。
1973年 福岡県告示により整理番号が「4」に変更され、現在に至る。
通過する市町村について
(熊本県)
玉名市
玉名郡南関町
玉名郡和水町(なごみまち)
(福岡県)
八女郡立花町
八女市
合流する国道
国道208号
国道443号
国道442号
国道3号
撮影日について
(1日目)2006年1月25日
(2日目)2006年9月15日
(3日目)2008年6月29日:起点〜八女市道中まで追加及び再撮影を行う事で完全走破達成。
スナップショット
熊本県玉名市〜熊本県玉名郡南関町
繁根木交差点・熊本県道4号玉名八女線起点位置
玉名温泉及び玉名市街の中心地を走る国道208号の繁根木交点より県道はスタート。
八女まで46km、南関まで18km
福岡県側の距離を差し引くと熊本県側は約30キロ前後と言うことになる。
玉名郡一帯を縦断し、その後で峠越えで八女と言う事を考えると確かに距離的に長い。
玉名温泉郷の近くを僅かながら素通りし、橋梁を渡って北上する。
2車線の快走路であり、途中で合同庁舎や歴史博物館等を素通り。
国道208号玉名バイパス交差点
玉名市街の渋滞を避ける為に開発されている外環状バイパス道路と交差。
開通した後に市街地がドーナツ&ストロー効果で寂れやしないか心配だったり。
富尾地区に入ると追越制限の加わった2車線路が始まる。
この制限は後述の関東交差点まで続いているがその割に車両は少ない。
富尾地区のコンビニ前で建設が進む九州新幹線の橋梁を潜る。
取材した当時はご覧のとおり架橋の工事もほぼ完了に近い状態だった。
石貫地区そして三ツ川地区も一部でやや勾配のある場所もあるが、
上記の写真の通りまばらに集落がありつつ直線路の多い区間を走る。
熊本県玉名郡南関町(たまなぐん-なんかんまち)
緩い坂道を登りきって隣の南関町に入る。
南関と言っても結構面積的には広いが玉名市街に行く分には結構近い。
南関町に入った後も玉名市の時と同様に民家が散らばった低い丘の上を走る。
あまり先が見えずに緩いカーブが断続しているものの交通量は少なく快適。
上坂下交差点・熊本県道3号大牟田植木線重複区間
Y字路の上坂下交差点で一時的に大牟田植木線と重複する。
荒尾・大牟田市街へ戻る場合にはここを左折すると良い。
熊本県道3号重複区間終点
r3と重複した路線を進むと上坂下交点から1km弱でT字路交差点に差し掛かる。
ここでr3と決別して南関IC方面に向かう。和水町の菊水地域は右折しよう。
八女まで32km、南関ICまで7km
南関町に入った関係で九州道・南関ICまでの距離案内が明記。
それよりも八女まであと30km近くもある事にビックリ。
この先の九州道まではやはり低い山々の麓をほぼ直線的に結んでいる。
交通量は普段は若干多いのだが、ガソリンが1L=17x円と「高いってレベルじゃねーぞ」なのか皆無だった。
小原交差点
小学校先の九州道と立体交差をした直後に国道443号旧道の交差点に差し掛かる。
この真上に九州道・小原バスストップがあり、ここから九州道と並行した路線に入る。
[国道443号]柳川まで26km、大牟田まで15km
県道4号の案内だが県道では向かわない柳川方面の案内がある。
このことから、この場所はかつての国道443号(旧・熊本県道5号大牟田山鹿線)だった事が伺える。
国道443号交差点・国道443号重複区間
真正面のコンビニが見えたこの地で現在の国道443号と平面交差。
旧国道区間は奥に入り込む構造から道路区域が変わっているのが分かる。
コンビニ前には珍しい国道と県道のペア標識を確認できる。
この組み合わせを見ると無意識に443÷4は幾らになるか考え込んでしまうwww(俺だけか(´・ω・`)
写真からも分かるとおり、国道と別れる関下地区までは九州道と並行している。
この付近は山鹿方面に向かう国道と重複している関係で交通量は多い。
関下地区で大牟田方面と柳川方面に別れるY字路に入る。
元々はここから左カーブとなって南関町の市街地に向かっていた。
関下地区の九州道東側区間は新たに建設されたバイパス道路。
このバイパスが開通したお陰で南関市街をパスして簡単に県界附近に向かえるようになった。
国道443号重複区間終点
予告案内から200m程先にあるコンビニ前の交差点で国道重複は終了。
区域が変わる前は南関市街から狭い路地を経てここにたどり着いていた。
お乗換えのご案内:
国道208号
有明海沿いをぐるっと回る筑後南部の大動脈。
国道443号
最初は柳川と山鹿を結ぶ国道だったのがいつの間にか八代近くまで伸びたワケあり国道
福岡県道・熊本県道3号大牟田植木線
すみません・・・!!終点のr3とR3は分かりづらいですよね!?皆さんそう思ってますよね!?すいません、すいませんっ・・・・!!
熊本県道・福岡県道10号南関大牟田北線
国道443号旧道と合流する大牟田市と南関ICの主要幹線県道。
福岡県道・熊本県道5号大牟田南関線
↑のr10と紛らわしい路線名である事でも有名。こっちは県界を通過するのに一苦労。
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この付近の国道443号(前身の熊本県道5号大牟田山鹿線、熊本県道6号柳川南関線)は何度か道路区域が変わっている。元々はこの先の関東交差点から高速道路の真下を潜って狭隘区間の道中にある南関町役場を通過し、その後は県道5号線と合流した後に再び高速道路を潜って先程のY字路に戻ってくるようなコースだった。その後、改良工事が進んで狭隘区間に入る直前で県道10号に向かう立体交差点から南関町市街の東側を迂回するルートが生まれ、さらには関東交差点からY字路交差点まで高速道路の東側を直線的に結ぶ現在のルートが完成している。なお、南関町役場に向かうルートは国道指定から外されているが、中述のルートに関しては現在も国道指定のままになっている。 県道4号もかつては国道と重複しながらY字路交差点で一旦南関町役場方面へ向かってr5とR443の関下交差点に向かい、その近くからr4の単独路線が始まっていたが、上記のバイパス区間の開通によって道路区域が大きく変わっている。 |
熊本県玉名郡南関町〜県界
単独路線に入った直後にいきなり狭隘区間がスタート。
奥で狭隘箇所をパスできる新道工事が行われていたが進展無し。
それまでの2車線道路から一転して離合困難な1車線区間への変化は戸惑う。
が、この区間においてはr194経由で山鹿方面に向かえる事から意外に交通量は多い。
しばらくすると再び2車線区間が復活。
先程の関東地区の集落だけが狭いといった感じか。
熊本県玉名郡和水町(たまなぐん-なごみまち)
2006年に三加和町と菊水町が合併して出来た南北に伸びる町。
山鹿と玉名に挟まれており、個人的には迷走してしまいがち。
和水町の旧・三加和領域に入ると下り坂となり急カーブが断続している。
とは言え、雰囲気的には南関にいた時と同じで気を付ければ快走路。
熊本県道194号・195号交差点
和仁地区にあるr194・r195交差点で県道4号方面に左折しよう。
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青看を見る限りではr4・r194の方向には行き先が何も掲載されていない。これはr4がこの先の矢部谷峠で狭隘区間に突入する関係で大型車両をはじめ、一般車両が立ち往生することを回避する目的で意図的に伏せているものと思われる。なお、ここでr194の方向に進路を変えると野田地区を経て再び国道443号に戻れるが、かつてはこのr194側も離合が著しく不能な程狭い道だったと言う。現在は幅員改良が施されているが、今になっても案内を明記しないのは当時の名残なのかもしれない。 |
r194・r195交差点で分岐した後も最初はご覧の通り2車線区間。
但し、この区間の交通量は峠越えになる関係で殆どいないに等しい。
中和仁地区から再び離合困難な1車線区間が復活。
やはりここも民家がある関係で安易に幅員を広げるのができない模様。
途中で一時的に2車線区間が復活する場面もあるがすぐに1車線路に戻る。
次に2車線区間が復帰するのは県界を渡って福岡県側になってから。
[熊本県道4号]八女直進・通行規制区間
いよいよここから矢部谷峠区間に突入する。
幅員も著しく狭くなるので大型車の通行がここで規制される。
上和仁地区からいきなり森林地帯に入って勾配のある典型的な山道路に入る。
対向車は殆どいないがやはり急カーブ満載の山道はガソリンが無駄に減るわ減るわ(´・ω・`)
矢部谷峠の熊本県側は福岡県側よりも急カーブの場面がとにかく多い。
場所によっては注意勧告を示す標識が設置されていることもある。
一時的に森林部から離れて視界が明るくなる場所もある。
同じ玉名郡と八女郡を行き来する熊本r6の時と同じような雰囲気。
矢部谷峠・福岡県に突入!福岡県八女郡立花町(やめぐん-たちばなまち)
非常に狭隘な急カーブと幅員区間を経て頂上に位置する県界に到着。
麓の和仁地区からここまででは約20〜30分程度と言ったところか。
福岡県側
福岡県八女郡立花町(やめぐん-たちばなまち)
八女市の隣に位置する町で実質殆ど八女市みたいに感じる町。
キウイフルーツなどが特産品のようである。
福岡県側も峠付近は1車線とやはり狭い事に違いない。
但し路面の状態は熊本県側と比べると若干ながらマシに見えた。
県界から約1km進んだところで突然道幅が2車線に復活。
但し、白木地区の麓までは強引に急勾配のある坂道で通している。これは辛い。
白木地区の麓に降り立つとそこからは平坦な2車線区間。
雰囲気的には熊本県側と違って急な谷間のもとを進んでいく感じである。
福岡県道805号交差点
広域農道であるオレンジロードとの重複路線であるr805との交差点。
激しい勾配を覚悟するのならばここを右折して国道3号に向かう事も一応可能。
白木地区の集落を走る県道は2車線ながら異様に幅員が窮屈に感じる。
近くを通る白木川とその谷間に沿うような形になっているのが主な理由か。
北山地区に入ると一部で窮屈なところもあるが大幅に幅員が広がる場所もある。
ここまで来れば矢部川はすぐ近くで八女市街も近い。
福岡県道715号交差点
歯科医院・矢部川前の交差点でみやま方面に向かう県道715号と平面交差。
真正面に見える矢部川の橋梁を横断するとお隣の八女市へ。
福岡県八女市(やめ-し)
お茶の里で有名な筑後地方の中間点にあたる都市だがカントリーサインは一切登場せず。
先程の立花町も含め、広川・筑後を除く八女郡一帯が2010年あたりで合併する予定。
福岡県道793号交差点
筑後・羽犬塚地区に抜ける事ができる県道だがほぼ1車線の狭隘道路なので初心者にはお勧めできない。
八女市側も立花同様に比較的狭隘区間が目立っていたが、
こちらはずっと前に線形改良が施されており十分に余裕を持って走行できる。
新町交差点・福岡県道96号重複区間
手前の旧矢部線跡の八女市道を経て市中心部に近い新町交差点に合流。
ここで一旦右折して僅かながらr96と重複した路線を走ることに。
民族資料館前を素通りするr96重複区間は割りと交通量が多い。
道中で明らかに交換せずに放置しているr4標識を目の当たりにする。
中宮新町西交差点・県道96号重複区間終点
民族資料館を過ぎて最初の交差点でr96との重複区間は終了。
ここを左折して福島地区の市街地を通過していく。
指定文化財に登録されているという八女市の福島の街並み区間。
風情ある白壁の町並みが広がっており、それに応じて交通量も少し多い。
国道442号交差点
八女市役所前の交差点を過ぎて国道442号と合流。
この北側に市街地の混雑を回避できる八女筑後バイパスが建設中である。
本村交差点・福岡県道4号玉名八女線終点位置
あれこれ迷走した挙句、本村地区の国道3号交差点でr4の旅は終了。
信号の切り替わりが国道を最優先にしている関係で県道側で渋滞しやすい。
お乗換えのご案内:
国道442号
八女市役所附近で交差する筑後横断国道
福岡県道96号八女瀬高線
八女市内で重複する主要地方道
福岡県道715号湯辺田瀬高線
矢部川の立花町・みやま市側をひたすら突き進む県道
県境付近の風景
福岡県側には県界直前に懐かしの白看が放置されたままになっている。
福岡県側にだけあるという事は玉名方面の案内も福岡県側が立てているのか?
(左側)福岡県を示す標識
(右側)熊本県を示す標識
熊本県側は和水町発足に伴って最新の標識に差し替えられている。
対して福岡県側は単に昔の福岡県標識があるだけ。立花町の「た」の標識すらない。
県界標
熊本県と福岡県の県境にr13の時にあった例の石碑が設置されている。
異常気象時の通行規制を促す標識(左:福岡県/右:熊本県)
福岡県側はちゃんとした最新の標識で1時間に20mm以上の雨で通行止めに。
対して熊本県側は旧・玉名土木事務所(玉名地域振興局)が立てた白看になっていた。
道路情報(熊本県側)
古寂れていて本当に活用されているのかどうか怪しく見える・・・・。
県界の風景
県界標を境にはっきりと福岡県と熊本県で路面の状態が異なっている。
福岡県側の県道標識
福岡県側に関してはヘキサゴン状の県道標識は県界を過ぎてすぐの場所に設置されている。
対して熊本県側は峠を下る道中で数枚程度確認できた。