国道209号

基本情報

国道209号は福岡県大牟田市から久留米市を結ぶ一般国道。筑後地方の主要都市である大牟田と久留米を直線的に結ぶ道路で、国道3号と共に福岡県南部を連絡する重要幹線国道であると言える。愛称として「にーまるきゅー」と呼ぶ人が多い。一見すると国道208号と別れる福岡県みやま市高田町の濃施交差点から国道が始まるように見えるが、実際は大牟田市役所近くの国道389号との起点交差点からスタートしている。その為本当の起点が大牟田市と分からない事も多く、実際のキロポストも濃施交差点から始まる。

序盤と終盤が4車線である以外は全て2車線道路で流れが悪く、かつて終盤に位置する久留米市の津福バイパスが開通する前は久大本線・西鉄天神大牟田線が平面交差する関係で朝夕問わずに激しい渋滞を引き起こしていた。

起点 福岡県大牟田市・有明町交差点(国道389号/国道501号起点位置)
終点 福岡県久留米市・東町交差点(国道3号・国道264号/国道322号終点位置)
重要な経過地 福岡県筑後市
総延長距離 35.5km
指定区間 全線
車線数 2〜4車線

通過する市町村

(福岡県)

合流及び重複する国道

撮影日

スナップショット

大牟田市〜みやま市・国道208号重複区間

実際の起点となるのは大牟田市役所近くの有明町交差点からになるが、ここからみやま市高田町に位置する濃施交差点までの区間は国道208号と重複した進路になる。この重複路線には国道209号である事を促す標識などは特に無く、実体区間の起点となる場所が表面的には「起点扱い」になっている。重複区間のレポートに関しては国道208号レポート自身をご覧頂きたいと思う。よってここでは特に重要な地点をダイジェストにご紹介することにしよう。

 
有明町交差点・国道209号/国道389号/国道501号起点位置
R389は旧大牟田熊本宇土線がそのまま国道に昇格したもの。実体は無いが一応R501もここが起点となる。


福岡県みやま市高田町(みやまし-たかたまち)
ようやく大牟田市を経てみやま市(旧・三池郡高田町)の領域へと足を運ぶ。
この都市は2006年に瀬高町・山川町・高田町が対等合併して出来た新しい市で、
大牟田・柳川・筑後の中間部に挟まれた場所に顕在している。

 
濃施交差点・国道208号重複区間終点位置
大牟田市有明町交差点から続いてきた国道208号との重複区間がここで終わる。
間違えないように分岐する方向に対して違い色で案内している。

進路変更のご紹介:

みやま市

 
濃施交差点・国道209号単独区間起点
208・209は番号違いなので間違えて別の方向に向かう車両が多かったとか。
その為、誤進入を防ぐ意味合いから路面が着色された状態になっている。


国道209号起点(国土交通省談)・久留米まで28km、筑後まで14km
分岐した直後にあたかもそこが起点である事を促す標識が設置されている。
お約束ですが、一応ホントの起点は先ほどの場所ですヨ。

 
国道208号の時と同様に序盤から長い直線区間がはじまる。
但し、R208の時と異なってこちらは割と直線区間が多い。


飯江川橋交差点
みやま市の高田町と山川町を連絡する県道94号との交差点。
左折した場合は国道208号に戻れる為に誤進入時の緊急路に。


飯江川橋の前後で旧・瀬高町の区域に突入する。
瀬高と言うと、とある議員さんを思い出すのですが・・・。

 
R208の時は2km程度走った所で住宅街のある狭隘区間だった。
R209は逆に筑紫平野を縦断する関係で直線かつ見通しのよい場所が圧倒的に多い。


南瀬高駅前交差点
この南瀬高駅とを結ぶごく短い場所も一応福岡県道指定されている。


一時的に暫定税率が廃止されていた時に走った影響でガソリンが1L=125円になっていた。
復活した場合は「倍のドン☆」となる1L=150円になるので苦痛ですよ。

 
真木南交差点
赤い路面で誘導しているのは反対側への飛び出しを防止する為だと予想できる。
接続する県道776号は国道443号との連絡を果たしている。


久留米まで23km、筑後まで10km


瀬高警察署前
署までの間にやや緩めのカーブが2回あった他は全部直線道路であった。
有明海に沿った国道208号の時と違ってストレートに久留米に向かう印象が強い。

 
金栗交差点
国道443号三橋瀬高バイパスとなる場所。
南関町方面へ向かうにはここから向かった方が便利。

本来の国道443号はここから少し北側に位置する恵比寿町交差点で交差するが、この道路はいわゆるバイパス道路扱いになっており、九州自動車道の瀬高IC(2009年開通予定)と有明海沿岸道路を直接的に結ぶような構想になっている。2008年4月現在ではそのうちの6〜7割の区間が開通しているが、高速道路及び地域高規格道路は直接・間接的にはつながっておらずの状態である。


みやま市役所前交差点
旧・瀬高町役場にあたる場所がみやま市の市役所になっている。
それ以外の高田町・山川町役場だった所は総合支所扱い。


中央公民館交差点
みやま市図書館及び福岡国道事務所の瀬高出張所が隣接している。
瀬高出張所が直轄している国道は208号と209号だけだったような。

 
恵比寿町交差点
金栗交差点からやや北側にある恵比須町交差点で国道443号本体と接続する。
柳川市街・有明海沿岸道方面は左折、南関・熊本県方面はここを右折しよう。

進路変更のご紹介:

みやま市〜筑後市


久留米まで21km、筑後まで8km
恵比寿町交差点から先は鹿児島本線を跨ぐ関係で大きく東方向にカーブしている。


吉岡交差点
福岡県道791号との接続場所で新船小屋駅整備により完成した筑後広域公園方面に向かう。

 
吉岡交差点先の雑貨類販売店先で鹿児島本線を横断する。
R209と鹿児島本線は並行した道すじだが、位置関係が変わるのは実にここだけである。


橋梁を横断してまもなく2010年の開業が待ち遠しい九州新幹線の橋梁を潜る。
取材当時は橋梁だけの工事が終わっていて、配線などはまだ組まれていなかった。

 
新幹線から約1〜2キロ程度の区間で再び直線コースに突入する。
民家などは隣接しているものの、幅員が広く見通しも良いので走行しやすく感じる。


農協附近で再び北側にカーブした地点で鹿児島本線からかなり離れている。
丁度、長田地区にあたるこの場所は鹿児島本線と九州道の中間あたり。

 
長田交差点・10キロポスト地点(国交省談)
八女郡方向に向かう矢部川並行の県道715号と接続している。
最終的に国道3号や国道442号とつながっている事から一般県道でもかなり重要な路線である。

※長田交差点手前で見かける「北廻りルート大型バス進行不可」の標識。毎度通過する時に激しく疑問に思う謎の標識ですが、知ってる方はご一報を・・・。


新船小屋交差点
船小屋温泉のみやま市側にあたる長田鉱泉へ向かう交差点。
実際の温泉街は矢部川を横断した筑後市側に多く存在している。

 
矢部川橋
中の島公園と矢部川を一気に横断する矢部川橋を横断する事でみやま市から離れる。
かつては離合が困難なボロ橋だった。よって今存在しているのは二代目と言う事になる。


福岡県筑後市(ちくご-し)
筑後平野だらけで八女市との関係も強い筑後市の領域に入っていく。
国道209号としてはようやく中間点であり、矢部川の前後で雰囲気も変わってくる。

船小屋温泉郷が矢部川を挟んで筑後市・みやま市側に存在するが、この船小屋温泉の近くにあるのが例の鹿児島本線・船小屋駅である。今はただの無人駅だが、2010年頃に新幹線用の駅としてみやま市・筑後市の境界附近(丁度、並行して整備が進む筑後広域公園内)に整備される計画になっている。取り分け、地元住民からは羽犬塚駅を新幹線の駅にすれば良いという意見も多いが、なぜこの場所にできるのかと言う事に関しては政治的介入があると言うウワサらしい。

九州新幹線は鉄道に関心ない自分であっても是非乗りたいとは思うのだが、どう考えても微妙な位置にある船小屋駅から乗る事になるのでしょうかねぇ?そして、仮に完成した場合は、是非ともみやま市出身の某議員(K・M氏)の銅像が見てみたいですwwwww

 
筑後市に入ると路肩に民家が少しずつ密集し始める。
同時に若干ながら幅員も狭くなり交差点も多くなる為、少し混雑気味に陥りやすい。


野町地区から羽犬塚地区にかけての場所で橋梁を横断する。
真下には筑後市道が通過しているが、かつては国鉄矢部線が通っていた。

 
山の井交差点・14キロポスト地点(国土交通省談)
筑後市の実質中心街である羽犬塚地区にあたる山の井交差点と合流する。
筑後地方を横断する国道442号と交差しており、よくここで渋滞が発生する傾向にある。

乗り換えのご紹介:

筑後市〜久留米市

 
羽犬塚駅前交差点
山の井交差点から数十メートル進んだところで羽犬塚駅方面に向かう交差路と合流する。
朝夕時は両方向でよく混雑する場所・・・。


鳥栖まで23km、久留米まで13km


筑後市役所前交差点・筑後市役所
アパート生活時はいろいろとお世話になりますた(´・ω・`)

 
免許試験場前交差点
国道442号八女筑後バイパスとの交差点で将来はこちらが本道になるはずの道路。
鹿児島本線をループではなく一般的な架橋で通し、筑後免許試験場方面に連絡している。


鳥栖まで22km、久留米まで12km
写真では少し分かり辛いが、ここから久留米市街までは緩い丘陵地帯を走行する。
場所によって若干ながらアップダウンがある為に変則的な速度変化が起こりやすい。

 
緩やかな坂道・密集する民家・相次ぐ交差点・飽和に近い交通量が原因で筑後市内は大変流れが悪い。
大牟田と久留米を連絡する国道とあって一筋には行かず、連絡するのに大変時間が掛かってしまう。

 
上原々向山交差点
佐賀市・神埼市と八女を連絡する重要な幹線県道・佐賀八女線との交差点。
ここも信号の待ち時間や県道側の膨大な交通量が原因で渋滞しやすい。

 
鳥栖まで20km、久留米まで10km
再びここから窮屈な幅員と緩い上り坂。
夜間を除いて日中の時間帯に空いている風景は見たことが無い。

 
蔵数赤坂交差点先で丘陵地帯の頂上に達し、そこから下り坂。


一条交差点
久留米市三潴町と八女市上陽町を結ぶ県道84号との交差点。
小さい看板で広川ICとある通り九州自動車道・広川IC方面へ向かうにはここからが便利。


鳥栖まで19km、久留米まで9km


福岡県久留米市(くるめ-し)・久留米維持管理出張所管理区間
筑後市を抜けていよいよ今回の終着地である久留米市に突入した。
久留米に突入しても前後の雰囲気はさほど変わらない。

 
相川交差点・福岡県道86号重複区間
久留米市上津町の相川交差点で県道とごく僅かに重複して斜め右方向に消えていく。
この県道は久留米市を真横に横断するが狭い道ばかりであまりお勧めできない。

 
20キロポスト地点(国土交通省談)・福岡まで48km、鳥栖まで17km
みやま市の濃施交差点からこの地点で20キロに達した。
大牟田からの重複路線を含めると約25キロになるので割りと久留米と大牟田は遠いようで近い距離になる。

 
相川交差点から再び低い丘陵地帯(高良台地区)を通過するがここもまた民家が密集している為によく渋滞する。
別の場所にバイパス道路を作って少しでも緩和させたほうが良いようにも感じる訳で・・・。

 
高良台地区の丘陵地帯から抜けると目の前には久留米市郊外のマンション等が見え始める。
ここまで来れば終点もあと少しな訳だが平日はここでも渋滞してしまう。

 
野伏間交差点
久留米市の外環状道路及び県道89号との交差点で右折すると国道3号方面へ。
ここから片側2車線のバイパス区間に入る関係で車線変化が原因で渋滞しやすい。

乗り換えのご紹介:

久留米市


津福バイパス区間起点位置
ここからは旧道の混雑回避に開発された津福バイパス区間に入る。
十二軒屋地区方面を通る旧道は区画変更に伴い別の場所から進入する必要がある。


23キロポスト地点(国土交通省談)
バイパス道路に入って間もなく濃施交差点から23キロ地点のキロポストが植えてある。

 
バイパス道路区間には典型的なロードサイド型の郊外店舗がチラホラと設置されている。
前進するたびに徐々に久留米市の中心街に近づいていく雰囲気が感じ取れる。

 
最初の架橋で久大本線を横断し、下った直後の高架橋で天神大牟田線・試験場前駅附近を潜り抜ける。
この橋梁ができたお陰で国道209号最凶の渋滞箇所が一気に解消された。

 
聖マリア病院前の敷地内だった場所を素通りする。
別の病棟に向かう連絡道路が国道を跨っている地点で結構大きい病院だと実感(´ー` )


福岡まで42km、鳥栖まで12km・津福バイパス区間終点位置
先ほどの聖マリア病院附近でかつての旧道区間と再び合流。
ここから先は津福バイパス開通前から既に4車線処理が施された場所に入る。

津福バイパスが開通する前は現在の場所から少し東側を通っており、幅員的にもやや狭苦しい場所に民家が集中し、それに追い討ちをかけるように非常に短い間隔で久大本線と西鉄天神大牟田線の踏切が平面交差していた。また、2車線から4車線に変化するのが病院前及び市街地に入った直後だった事もあり、国道209号としては最悪の渋滞多発地点だった。バイパスが開通した際にバイパス道路の方を本線に切り替えた為、旧道区間が混雑する現象が解消され、かつての大渋滞がウソのように静まり返っている。

ちなみに旧道区間も一応、国土交通省が管理する国道209号と言う扱いになっているが、近い将来に福岡県に譲渡されて福岡県道あるいは久留米市道の形態に変更される可能性が高い。旧道には一応、キロポストや国道番号標識が残されているものの、いつそれが取り外されて代わりに県道番号標識になる、と言うシチュエーションも十分に考えられる為、それらをチェックするのであれば2008年頃がベターであろう。

 
津福BPを過ぎた先で久留米一番街等の久留米市中心部に入る。
一見すると流石中核市!・・・と言った感じだが中身は典型的なドーナツ化による空洞地帯だったり。


六ツ門交差点
久留米市中心街のひとつ・六ツ門地区にあたるこの交差点で国道3号方面に右折する。
国道208号の濃施交差点で進路変更をした限り、ここまで一切分岐する事が無かった。


日田まで46km
六ツ門交差点から先は国道264号との重複区間。
日田までの距離案内はこの先の国道322号・国道210号経由での距離を示している。

 
郵便局前・電話会社前及び六角堂広場前を素通りする。
この付近はタクシーを考慮して左側の路肩が変則的に変化するようだ。


周辺にビル街が広がっているが中身は意外と空洞化。
要はただここを通過する為に交通量が多いだけと言った感じか・・・・・。

 
西鉄久留米駅前交差点
鹿児島本線の久留米駅よりも人一倍利用客が多い西鉄久留米駅前を通過する。
昔はここにデパートがあって、久留米一番街と言う商店街を利用するのが楽しみだったんだけどなぁ・・・。

 
東町交差点・国道209号・国道264号終点位置
東町地区の国道3号と合流する地点で国道209号及び重複の264号は終了となる。
また、大牟田そして熊本方向からの走行の場合は久留米にて3号線の代替道路に終わりを告げる事に。

乗り換えのご紹介:

個人的な感想

国道3号が八女・山鹿等の内陸部を通過するのに対して、国道209号が国道208号とセットで筑後平野・有明海沿岸に面する場所を通過していく事もあって、国道3号の別ルートらしく極めて交通量の多い九州の大動脈であることがR208も含めて十分に把握できた。やはり地元出身とは言っても、こう片っ端からアタックしてみると国道の実情を改めて感じさせられたものである。津福バイパスの開通は確かに評価できるが、やはり気掛かりなのが筑後市〜久留米市までの混雑であろう。車線拡幅や別の場所にバイパス道路を作る事が難しい路線であり、そこが有明海沿岸道路で回避できる208号との違いだろうか・・・。

3号線経由であろうが、208/209号経由であろうが、どちらを選択しても一長一短ではあるが、国道3号線と違ったルートで熊本と福岡を連絡したい場合には是非とも活用して欲しい。

次回予告
(役割としては終えましたが、一応ナンセンス・ジョークと言う訳で残しておきます(笑))

「求めているのは、揺れない車。探しているのは、渋滞の抜け道。」
「与えられたのは、いつもの酷い渋滞の悲しみ」
「ニーマルキューのく頃に 其の壱 『兆し』」
「あなたは、信じられますか?」