国道262号

基本情報

国道262号は山口県萩市から山口市を経て山口県防府市に至る一般国道である。

一部を除く大部分の区間はかつての萩往還の道を踏襲しており、山陽沿いに位置する防府市と山陰地方の主要都市である萩市との連絡がもっとも確実に行える道路である。前半の防府市〜山口市までの区間は旧・山陽道とほぼ同じ道を辿る国道2号線と旧・山陰道に位置する国道9号との連絡や、2007年11月の段階で一部方向しか利用できない中国道/山陽道・山口JCTの代替的な役割を果たしている。山口市でしばらく9号線と重複した後は先の見えないように感じる中国山地を進みながら萩市へと向かっていく。

萩往還は江戸時代に整備された街道の名称であり、長門国の城下町である萩と周防国三田尻(現在の防府市)をほぼ直線的に結んでいた。城下町・萩と主要街道である西国街道(山陽道)とを連絡する参勤交代道として整備され、山陽道との連絡や瀬戸内側の商港であった中国港とを結ぶ役割もあったようである。

なお一時期にはシアトル・マリナーズに所属するイチロー選手がメジャーリーグ年間最多安打を更新して年間262安打を達成したことから「イチローロード」と言う愛称を付けようと山口県側が運動を行ったが、法律上の問題やイチロー選手の意志的な理由で断念した経緯があるようである。

起点 山口県萩市(警察署前交差点・国道191号)
終点 山口県防府市(沖高井交差点・国道2号)
重要な経過地 山口県山口市
総延長距離 57.0km
指定区間 国道9号重複区間を除き、全区間ノータッチ
車線数 2〜4車線

通過する市町村

(山口県)

合流及び重複する国道

撮影日

道の駅情報

あさひ

 

萩市の旧・旭村(阿武郡旭村)に存在するやや小型の道の駅。山口市と萩市中心街のほぼ中間に位置し、国道262号・萩往還を完全突破する場合には最適な休憩ポイントと言える。

営業時間:AM 9:00〜PM 6:00
「道の駅あさひ」公式サイトを表示する

スナップショット

今回、「孤独道めぐり」としては初めて中国地方の一般国道を走行した事になる(レポートの方向は終点から起点に向かう上り線形式で作成)。

全線通じて2車線(防府市〜山口市は4車線)と高規格な設計であるが、山口市の国道9号重複区間を過ぎた先からは途中で白破線も現れる程の農村地帯を走り抜ける事になる。交通量も前半と比べて少なく、山間部における自然を楽しみながら走るには最適な国道であろう。

防府市〜山口市

 
沖高井交差点・国道262号終点
旧・山陽道及び山陽自動車道の高架橋の真下を通る国道2号線との交差点が終点場所。
ちなみに山陽自動車道・防府東ICはこの近くに位置している。


萩まで61km、山口まで16km、中国自動車道・山口ICまで10km
すぐ近くにある防府東ICと中国道・山口ICの間を結ぶ距離は僅か10キロしかない。

 
防府市〜山口市にかけては片側2車線と高規格だが坂道が連続する為、あまり快適とは言い辛い。
なお、終点交差点を過ぎて坂道に差し掛かる所で山陽新幹線の高架橋を素通りする。


湯田温泉まで15km、山口市街まで13km
山口市中心街に存在する湯田温泉と市街地までの距離に大差は無い。
足湯に漬かる為に市街地に行く・・・・?

 
佐波山トンネル(長さ:600メートル)
国道262号としては最後の峠となる場所で元はどちらか一方側で対面通行を行っていた。
またこの隧道には旧道区間があり、明治天皇行幸記念碑などが存在する模様。


山口県山口市(やまぐち-し)
県庁所在地のある山口市に突入!
とは言っても実際の市街地まではまだ相当走らないといかんけど。

 
ゆっくりとした坂道を下りながらトンネル手前で分離した下り線と合流。
そして山口南部の平坦な直線道路を走り抜ける。

 
[国道262号]湯田温泉まで12km、山口市街まで10km
[中国自動車道]山口ICまで4km
地図で観れば一目瞭然だが、一応中国道を過ぎてさらに峠を越えてから市街地という図式になっている。

 
峠から中国道入口まではほぼ直線であるが山口と山陽地区の連絡も重なって交通量が多い。
国道262号の中では屈指の交通量ではないかと思うなぁ


r21・中国道分岐まで200m
山口県道21号と中国自動車道の分岐点はほぼ一体化している訳だな。

 
(左)山口県道21号山口防府線分岐点/(右)[中国自動車道]山口IC入口
県道・中国道はいずれも左車線から斜め左に進路転換するような構造になっている。

道路の案内:

現在、山口ジャンクションが広島方面側との連絡ができない状態であるために防府東ICと山口ICの連絡にはこの国道262号が代替として使われている。山陽自動車道の開通により山口ICは県庁所在地に存在するインターながら大変閑散としている。その理由として、
  • 山口方面へ向かう場合は手前の小郡ICで降りる方が接続する国道9号から市街地に到達できる上に料金も節約できる
  • 山陽道から山口市街へ向かう場合は急カーブの続く中国道を使うよりも山陽道・防府東ICから市街地へ向かう方が燃費や走行上の理由から利便性が良い

等、中国道路線から山口ICを利用する場合や目的地が山口ICのそば等の理由を除いて必要なしの状態に陥っている。そもそも、山口JCT以東区間にあたる広島以西の中国道は標高の高い西中国山地を激しい勾配と坂道で通している事や、そのバイパスである山陽自動車道が実際に差し掛かる直前で分岐している為、このような状況になっているのではないかと推測する。

もっぱら広島北JCT〜山口JCT間は不必要と思うが為に、山口JCTのフルジャンクションも必要ないのでは?とも推測できるが、一方では山口市小郡地区等の山陽沿いに面した場所から山口県庁のある中心街へ向かう場合や誤って進路変更してしまい、Uターンして戻る場合等と言った使い方も十分に考慮できる。山口分岐も恐らく2008年には完全にフルJCTとなるだろうが、完全化した後の相互利用が楽しみである。


やまぐちリフレッシュパーク入口交差点
山口IC周辺は商業施設が若干ながら集中している。

 
大内長野交差点
山口県道26号山口鹿野線と交差しており、道の駅仁保の郷へ向かう場合の最短経路になる。

 
大内長野交差点を過ぎて再び峠を越すための坂道区間へ。
先ほどの佐波山TNと異なり峠の前後に隧道は無いものの、代わってやや勾配のある坂道が続いている。

 
峠を越えて再び下り坂。これを過ぎるといよいよ山口市中心街へ。


・・・・・・・・。


宮野桜畠交差点
山口県道204号とつながる立体交差点。県庁・瑠璃光寺方面はそのまま国道9号方面へ。


平野交差点・国道9号重複区間起点
山陰道にあたる国道9号との接点。ここからしばらくの間はR9と重複して益田方面に向かう。
山口県庁・ザビエル聖堂・瑠璃光寺・湯田温泉方面はここを下関方面へ。

山口市〜萩市


国道9号重複区間終点
市街地から離れ、急に山道となったR9を益田方面に向かう途中で萩に別れる交差点と遭遇。
ちなみに直進した場合は木戸山TNを越えて阿武郡阿東町に突入する。

 
防府〜山口の区間と異なり2車線ながらも交通量は大変まばら。
ガードレールも山口県特有の黄色い板に変わってくる。

 
山口と萩の境界に当たる峠で山口側は親切にも登坂車線が用意されていた。

 
国道262号最高地点(標高:423メートル)・山口県萩市(はぎ-し)
R262の最高地点となる場所で麓・山口市街との高低差は相当なもの。
ここから合併によってと〜ってもデカくなった萩市へと突き進んでいく。

 
萩市に入ると中央線が白破線に変わる場面が多い。
対向車も大変まばらで直線区間も多く、防府・山口にいた時とは比べ物にならない程快走である。


日南瀬道路公園まで300m
国道262号の途中にはトイレが整備されたミニパーキングエリアが何箇所かある。
福岡県でこうしたミニPAってあったかなぁ・・・

 
森林部分をカーブで通したり坂で通している箇所が多いため見通しの悪い場所も多いが、
反して交通量は驚くほど少ないので問題なし。ホント田舎道だよなぁ〜


山口県道62号山口旭線交差点
この道を経由すると山口市街に辿りつくが道が狭いためにあまりお勧めできない。
かつての萩往還はここから分岐して山口・萩の間を連絡していた。


r62交差点より再び追い越し禁止が復活。

 
追い越し禁止区間は見通しの悪いカーブが連続しており、
追い越しによる衝突防止の観点からワザと制限を加えていると言う印象を感じる。


萩市板橋地区を素通り中〜( ・∀・)


道の駅あさひまで2km
そろそろ珈琲が飲みたくなってきたので丁度良いやw(ぉ

 
道の駅あさひ
国道262号及び萩往還全体では中間部分に当たる道の駅で萩及び山口市街へ向かうには丁度良い休憩所。
近くに萩往還に関する遺構が存在する模様である。


萩まで24km
萩市に入っても「萩」までの距離案内?と思うが、恐らく萩市役所までの距離を指しているんだろうネ。

 
道の駅を過ぎて再び勾配のある坂道と見通し悪いカーブが連続。

  
佐々並地区で再び追い越し禁止指定が解除される。
指定解除区間は対向車も少なく平坦な箇所も多い。


釿ノ切峠を手前に再び追い越し車線が復活。
但し下り線限定で上り線は登坂車線も含めた追い越し可能な白破線で対処されている。

 
釿ノ切峠(ちょうのぐりとうげ・標高:405メートル)
萩往還全体では最も標高が高く、R262自体では2番目に標高が高い。
上り線の場合はここから下り坂なので、先ほどのハーフ追越禁が逆転する。

 
県道32号までの間はまたまた先が分らない森林と坂・カーブの組み合わせ。
交通量は少ないものの、速度超過に陥りやすいために注意を払った走行を。

 
(左)藤ヶ岩トンネル(長さ:160メートル)
(右)古泉場トンネル(長さ:100メートル)
国道262号(R9との重複を除けばの話)としては2番目のトンネル。
旧・萩往還が別の道を迂回しているのに対して国道は緩やかカーブとトンネルで対処している模様。

 
トンネルを抜けた先で工事が行われていた。
時にはご覧のように右側の車線を使って交互通行。


小野山トンネル(長さ:147メートル)
国道262号としては最後に通過するトンネル。

 
今日は工事日和ですなぁ〜
橋梁の耐震対策でもやっているのだろうか?


山口県道32号交差点
ここを左折すると秋吉台・美祢市方面に向かうことができる。
意外と思われるかもしれないが、ここから秋吉台はそう遠くは無い。


萩まで15km、ゆとりあるくらしと文化は道路から
山口県が良いこと言った(・∀・)!萩の中心街も残すところ15キロに。

 
山口県道32号重複区間
r32との重複区間はこの先に登場する萩道路との分岐点まで続く。
交差点を過ぎてからは平坦な直線路が再度登場。見通しもよく快適♪


追い越し禁止区間解除
明木地区に入って再び追い越し禁止区間が解除。
お馴染みの白破線区間とまたまたご対面ですね。


萩まで13km、萩市明木地区まで1km
山口県道308号との分岐点。明木地区方面に進路を変えて国道490号方面に。


「小郡萩道路の整備を促進しよう」
中国道から分岐し、国道490号に並行する形で開発が進む小郡萩道路(自動車専用道路)。
萩へ向かうのに下道を使わずとも高速道路で移動できるのはメリットが大きく早期開通は確かに期待している。


萩道路まで300m
国道262号を山口から萩市に入った後、しばらくしてから分岐案内が登場する。


萩道路まで150m
萩道路を連絡する国道262号は阿武川沿いに位置しており、奥深い山の中を通る。

 
萩道路終点位置・山口県道32号重複区間終点
萩道路は旧・萩市からスタートするため、厳密に見ればここは終点。
萩道路の方が優先道路になっており、引き続き国道を使う場合は進路変更を余儀なくされる。

道路のご紹介:萩道路(山口県道32号萩秋芳線)
萩道路を経由するほうが、カーブの多い阿武川に並行する国道よりも短時間で市街地に到達できる。

初回の撮影時は「Toll & Bypass.」の萩道路を優先させたため、旧道区間の国道262号は走行していない。悪しからず・・・。

※そもそも今回国道262号を使ったのはとあるアニメの舞台背景を撮影する為に、萩市まで一番安全に移動できる手段は何かと考えた結果のうえで選んだもので、ついでに有料道路散策でまだ行っていない萩有料道路の攻略も行うにはR262経由が妥当と判断したのがきっかけ。萩道路で交わしたために残りの区間がどうしようもなく中途半端に終わってしまったし、また巡礼の旅をするという保証も無いので、空白箇所をどうするんだか・・・・・・。

萩市街

 
萩道路入口交差点・萩道路起点位置
阿武川沿いを並行した国道262号と再び対峙する。


萩市街まで3km

 
R262旧道交差点
萩バイパスが開通する前はここから左へカーブして萩市街・萩城跡へ向かっていた。
旧道区間の国道指定解除は行われていない模様だが、今回はそのまま直進する。

  
萩バイパス
2007年3月に開通した新しい道路で旧道における市街地の狭隘区間をパスして一気に国道191号へ向かえるバイパス道路。
終点にあたる左写真の部分(旧道との交差点)はまだ暫定2車線のまま。

 
萩警察署前交差点・国道262号起点
萩バイパスの開通により警察署前のR191交差点が起点に変更された。
R191としては長門方面と益田方面は進路転換が必要になる。

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