自動車専用道路や高速道路ネタに人気が集まりつつある当サイトも、最近は普通の国道に関心を持つようになりました。比較的近場が多い割に、いわゆる「酷道」と呼ばれる酷い道のレポートが少ないのが玉に瑕な状態で・・・。そうした道路にも目を向けて活動してみたいですね。
九州各地の話題が多いわけですが、まあ、そこは地元住民で行きやすい場所と言う観点からご愛嬌の程を・・・。
一般国道の基本的なコト
指定区間と補助国道
一般国道の管理者は国土交通省(旧・建設省)であるところと、各都道府県である所の2種類に分かれており、国交省管轄の場合は特に「直轄国道」とか「指定区間」等と呼ばれている。特に重要な幹線区間である場合に国交省が管理している場合が多く、そうでない田舎の国道では都道府県が管理している、と言った見解を持った方が良いだろう。
福岡県内の国道を例にするなら、
| 指定区間 (県内のみ) |
国道3号(北九州市小倉北区・富野口交差点〜県境)・国道10号(R3重複路・富野口交差点〜県境)・国道200号(起点〜直方バイパス道中)・国道201号・国道202号・国道208号・国道209号・国道210号・国道497号(西九州自動車道) |
| 補助国道 | 国道198号(北九州市管理)・国道199号(北九州市管理)・国道200号(直方BPを除いた区間。起点〜直方市境までは北九州市が管理)・国道263号(起点〜福岡県境までは福岡市管理)・国道264号・国道322号・国道385号(起点〜那珂川町境までは福岡市管理)・国道386号・国道389号・国道442号・国道443号・国道495号(若松区内は北九州市が、福岡市内は福岡市が管理)・国道496号・国道500号・国道501号 |
となる。
昔の「みち」との関係
国道3号線のように、昔から旧街道だった国道(鹿児島街道・唐津街道・早良街道・長崎街道など)は昔の道路である観点から国道に変化したものが多く、幅員なども十分に確保されている場所が多い。しかし、特に300番台以降の国道は前身が主要地方道(都道府県道)で、都道府県道どうしが合体してそのまま国道になったと言う事例が圧倒的である。例として柳川と福岡を結んでいる国道385号も、1975年までは主要地方道・柳川神埼線+福岡那珂川神埼線だったし、行橋と県界に位置するみやこ町の野峠を結ぶ国道496号も1993年までは主要地方道・行橋山国線+甘木豊前線の組合わせでそのまま国道になっている。目出度く国土交通省管理の指定区間になった道路もあるだろうが、基本的には地方が管理しており、都道府県道の風景と大して変わらない事が多い。
福岡県の国道で350番台以降の国道は以下のようになっている。
国道385号:1973年にr14福岡那珂川神埼線+r16柳川神埼線が合体
国道386号:1973年にr1福岡日田線の3/5以上が国道に昇格
国道389号:1993年にr7大牟田熊本宇土線がR501と同時に国道昇格
国道442号:1982年にr3八女小国線+r24八女大川線が合体
国道443号:1982年にr6柳川南関線+r5南関山鹿線が合体
国道495号:1993年にr27北九州芦屋福岡線の一部+r63が合体
国道496号:1993年にr2行橋山国線+r32甘木豊前線の一部が合体
国道500号:1993年にr11甘木鳥栖線+r32甘木豊前線が合体
国道501号:1993年にr7大牟田熊本宇土線がR389と同時に国道昇格
いろんな国道
「酷道」(こく-どう)
特に区域が変更された後の国道路線や旧・都道府県道だった箇所は道幅が狭いところがあったり、極端に山の中を通過する場合などでは離合困難なのは当然、前提ながらも
道が分断されている(所謂「点線国道」と呼ばれる区間。国道152号など)
車は通行できないが人なら通行できる(国道339号階段国道区間)
車はおろか人ですら通行が困難(国道289号登山国道区間・国道418号木曽川路線区間など)
落ちたら死ぬ!!!!(言い返せば断崖絶壁な場所。国道157号(R418重複)・国道488号など)
国道と県道の区別が付きづらい(国道477号百井別れなど)
など普通の走行では確実に支障をきたす程の狭隘な区間。あまりに酷い事から「酷い道→酷道(こくどう)」と呼ばれる事が多い。
海上国道
上記の点線国道と似ており、「地図上では海上区間も国道として指定されている場所」がある。「一般国道の路線を指定する政令」に示されている重要な経過地を経る区間に海上部分があるかどうかで「海上国道」が判断される。フェリー移動が前提となるがフェリー運営が無い国道もあり、その区間は当然ながら分断されている。
(例)
国道57号(三角港〜諫早港区間。フェリー会社の撤退で熊本県〜長崎県を横断する区間は分断された)
国道58号(鹿児島港から種子島・奄美大島を経て沖縄本土に至る国道)
国道197号(愛媛県伊方町〜大分県大分市の豊後水道間を結ぶ国道)
国道389号(長洲港から島原半島・天草下島を経て鹿児島県阿久根市に到達する国道)
国道499号(野母崎港から鹿児島県阿久根市に向かう国道だが、フェリーが無い為に分断されている) などなど
高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路(A'路線)
いわゆる高速自動車国道に接続する形で並行して続く一般国道のこと。早期開通の必要性は低いものの、並行する国道区間の渋滞を解消する目的や狭隘区間の解消を目的に整備が必要と判断される区間を先行して整備する道路。A'路線とも呼ばれ、意図的に将来は高速自動車国道に編入させる目的で作る場所もある。
国と県の建設費負担は2:1(新直轄方式で進められる区間は大抵が国主導)
(例)
広島岩国道路(山陽自動車道・国道2号)
延岡南道路(東九州自動車道・国道10号) ほかいろいろ
国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路・B路線)
第4次全国総合開発計画によって定められた高規格幹線道路。既存の国土開発幹線自動車道や本州四国連絡道路に加えてこれらに接続する新たなる路線を組み合わせた合計約14,000kmのうち、約2,300kmが一般国道の形で建設・供用される。高速道路ながらも中身は一般国道であるために、建設費に対する負担が極端に高くなる(地方自治体が3割増で負担、有料の場合は3割増)。
(例)
東広島呉自動車道(国道375号)
西九州自動車道(国道497号)
南九州西回り自動車道(国道3号)
京都縦貫自動車道(国道478号)
北近畿豊岡自動車道(国道483号) ほかいろいろ
レポの見方
こんな感じっす。
次にステータスとなる表の見方だが、
| 起点 | {{起点の住所}} |
| 終点 | {{終点の住所}} |
| 重要な経過地 | 通過する自治体の中で特に重要な市町村名を掲載 |
| 総延長距離 | {{全体総合距離}} |
| 指定区間 | 国道の中で国土交通省・高速道路会社・一部の地方道路公社(すなわち国)が直接的に管理している区間。指定区間が無い場合は「ノータッチ」とか「存在しない」と表記する。 |
| 車線数 | 合計での車線数。1車線区間は強調して作成。 |
こんな感じ。
国道レポート一覧
(対応する国道番号標識か、国道名をクリックするとレポートを表示します)
原則としてオレンジ色に塗りつぶされた場所は完全完走をしたことがある、もしくは8〜9割程通った事にしている道路として意識しています。「孤独な道めぐり」の国道編では、他のサイトにあるような「酷道」区間はなるべく控えめにする予定です。でも行ってみたいなぁ〜・・・
2ケタ国道
九州では鳥栖と長崎を連絡する国道34号線と、武雄と佐世保を結ぶ国道35号線、旧R114・115・116が合体して完成した九州横断国道・国道57号線、鹿児島から離島の奄美大島を経て沖縄に至る国道58号の4路線しかない。基本的に2ケタ台の国道はほぼ全域が国土交通省管理の直轄国道であるが、一部旧道や交通量の少ない場所は県が管理する補助区間になっている場所もある。
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国道34号 | 旧・長崎街道の道のりを辿る鳥栖-長崎・のメイン国道。 |
3ケタ国道(100〜199番台)
101号〜244号までは1953年に国道になった道路で旧・二級国道に当たる。100番台は基本的に本州一帯だが、九州には唯一、北九州市内を走る国道198号と国道199号が存在する。ちなみにR198は港国道のひとつで距離がたった600mしかない九州一短い国道である。
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国道187号 | 岩国・津和野・益田(石見国)と言った西中国地方の横断国道。 |
3ケタ国道(200〜299番台)
旧・二級国道時代までは国道271号までが存在し、一級・二級国道制度の廃止(即ち、現在の道路法が成立した1965年以降)後は路線名も無くなり、ただ単に国道番号だけのモノに変化した。九州管内では僅かな路線で「酷道」となる道路が存在し、そのうち国道265号の宮崎県内はあまりにも有名である。
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国道200号 | 昔の「長崎街道」に沿った福岡縦断のショートカット国道。使いこなせば3号線以上の頼もしい役になること間違いなし。 |
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国道201号 | 福岡市・飯塚市・田川市、そして行橋・苅田と筑豊〜京築へ向かう福岡県内完結・福岡横断国道の物語。 |
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国道203号 | 唐津と佐賀を結ぶ大動脈。普段はこのルートを使う方がおススメ。 |
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国道208号 | 熊本と大牟田・佐賀を結ぶ大動脈。筑後地方との連携に大いなる活躍。 |
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国道209号 | 大牟田でチョいとだけ重複して久留米に別れる国道208号の兄弟国道。 |
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国道210号 | 久留米と大分を結ぶ幹線道路。「筑後街道」の異名を持つ久大国道。 |
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国道212号 | ある時は耶馬溪の魅力を、ある時は阿蘇の高原を。大きな変化が魅了するドライブ国道。 |
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国道262号 | 別名「萩往還」。山口と萩の最短経路と山口JCTの身代わりを果たす歴史&主要国道。 |
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国道263号 | 福岡・佐賀を直線で結ぶ早良街道。 |
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国道264号 | 久留米と佐賀、実はこんなに近かったんです!国道34号の回避ルート&旧・国道34号線 |
3ケタ国道(300〜399番台)
1970年に272〜328号が、1972年に沖縄本土復帰に伴う国道58号の新設と329〜332号が、1975年に333〜390号が、1982年に391〜449号が追加で認定された300番台の国道。特に1975年以降は旧・主要地方道の組み合わせで完成している事もあり、「狭い道」が平然と存在する国道もある。が、最近は幅員改良などで普通の国道(見た目は県道)になってきている道路も多い。
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国道322号 | かつての秋月街道を踏襲した国道。300番台らしく広い道から狭い道まで全部をカヴァーする福岡県内完結タイプの国道です。 |
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国道323号 | 唐津と佐賀を結ぶ裏ルート。ひょっとしたらこっちの方が近いかも。 |
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国道324号 | 県庁過ぎたら商店街、商店街過ぎて峠を越えたら海上区間、それを経たら天草諸島・・・アンバランスな国道レポート。 |
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国道325号 | 重複まみれの国道ながらも久留米・山鹿と高千穂を最短移動し、ひむか神話街道へ向けてまっしぐら! |
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国道385号 | 坂本峠とその前後があまりにギャップが激しすぎる国道。有料を避けるなら狭隘を走れ? |
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国道386号 | 昔の朝倉街道・日田往還を辿る国道210号の補助的役割を果たす道路。国道の裏に重複しまくっている県道も。 |
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国道387号 | 九州を斜めに縦断する国道。山あり谷ありバラエティ溢れるローカル国道である。 |
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国道388号 |
前半は「九州版落ちたら死ぬ!!」、後半は九州山地を横断する、九州の酷道。 | |
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国道389号 | 海上区間が合計で3箇所もある全国でも珍しい道路。いちいち島原や天草に迂回する所が何とも・・・。 |
3ケタ国道(400〜499番台)
1982年に391〜449号が、1993年に450号〜499号がそれぞれ追加で認定された400番台の国道である。徐々に存在感を増してきてはいるが、依然として農村地帯などでは狭隘道路や特徴的な国道も顕在するのは事実。また、1993年に認定された国道の一部は高速道路の形態で供用されている場所も。
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国道442号 | かの「黒川温泉」も通る九州横断国道。ループ橋もあれば高原地帯もある地域密着道路。 |
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国道443号 | 最初の段階では筑後地方〜山鹿市までだったのが、後に八代近くまで延伸した国道。九州山地を貫く場所では狭隘箇所も存在する。 |
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国道444号 | 前半は大村・有明海を結ぶ最短経路、後半は有明海沿いを通るジグザグ道路。 |
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国道445号 | 中盤以降は奥深い九州山地を貫く難所の多い国道。子守唄の里で知られる五木村の変化っぷりは・・・・。 |
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国道495号 | 響灘・玄界灘に沿った海岸沿いの道。北九州と福岡を連絡する、もうひとつの国道。 |
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国道496号 | 野峠の前後は典型的な山道。福岡県下の中でも一・二を争う狭隘国道。 |
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国道497号 (西九州道) |
自動車専用道路である「西九州自動車道」として整備されている国道。全通すれば福岡から佐世保・武雄まで大爆走! ※今現在開通している段階では完走達成! |
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国道499号 | 長崎・野母崎〜鹿児島・阿久根を結ぶ海上国道。しかし分断されて完走できないorz |
3ケタ国道(500〜507号)
1993年に路線認定された450〜507号の最後にあたる国道で最も大きい、沖縄本土の国道507号が最後の500番台国道。沖縄本土には高速道路となっている国道506号もある。今のところはこれ以上の国道認定は予定されておらず、全てが九州・沖縄に集中している。