基本情報

指宿(いぶすき)スカイラインは鹿児島県鹿児島市と指宿郡頴娃町(いぶすきぐん-えいちょう)の区間を結ぶ有料道路。全区間が鹿児島県道17号に指定されている。鹿児島市の鹿児島IC(九州自動車道)から谷山ICまでは鹿児島環状道路の一環として供用されていることもあり片側2車線の高規格幹線道路だが、谷山IC〜頴娃ICまでは狭隘なカーブ・勾配の連続による観光道路である。また、鹿児島ICと谷山IC間は均一料金に設定されているが、谷山IC以降は高速道路と同様に距離制による変動的な料金システムとなっており、距離に応じた料金の徴収は他の一般有料道路とは大きく異なる性質を持つ。

指宿スカイラインとなってはいるが、実際のところは指宿市よりもその隣に位置する頴娃町や南さつま市方面へのアクセスに便利である。鹿児島県道路公社が全区間を管理しており、同公社管理の有料道路はここだけである。

通行料金

(鹿児島IC〜谷山IC)

普通車 310円
大型車T 470円
大型車U 1,100円
軽自動車 200円

(谷山IC〜頴娃IC)

距離制による変動的な料金(普通車の場合であれば100円〜620円)。詳細は鹿児島県道路公社のホームページを参照。

スナップショット

鹿児島IC〜谷山IC

鹿児島と中山までは有料区間で中山と谷山の区間は無償で通行できる。九州道と直結している上に鹿児島市の幹線道路になっている自動車専用道路であるため、対向車も含めて量は多い。


[29]鹿児島IC・九州自動車道・終点
え?まだ九州道は続きがあるの?と思った人は残念でした。

 
西薩トンネル(長さ:650メートル)
よく見るとトンネル入口には走行・追越の車線区分が。

 
広木トンネル(長さ:550メートル)
トンネル内部は右カーブ状になっている


山田トンネル(長さ:293メートル)

 
山田本線料金所
ここでは鹿児島IC〜山田料金所間の料金(310円)を支払う。

 
山田IC
標識の上では松元ICとなっているが実際は山田ICが正しい。


中山ICまで2km、谷山ICまで5km、錫山ICまで11km


道中には県道標識が。
指宿スカイラインという有料道路ではあるが法令上はあくまでも鹿児島県道17号。

 
一見すると高速道路顔負けの自動車専用道路。


ここは北緯31度33分・現在の気温34℃(2006年8月現在)
車内冷房が効かないならもう地獄っす。


中山IC
有料区間は一旦ここで途切れる。ふれあいスポーツランドはこちらでどうぞ


谷山ICまで2km、錫山ICまで8km、川辺ICまで14km
無料供用区間なので次ICまでの距離案内も青色表記。

 
中山ICから次の谷山ICまでは無料区間。
無料区間は有料区間に比べると利用者が多いように見える。


滝之下トンネル(長さ:180メートル)


指宿スカイライン(頴娃方面)の行き先案内を示した標識。
よく見ると給油所の姿が。無料区間なので商業施設も多数建ち並ぶ。

  
谷山IC
緑色のラインに沿っていけば頴娃方面の指宿SLに向かえる。
谷山ICを素通りすると鹿児島県道219号経由で谷山港方面へ

谷山IC〜錫山IC

谷山ICからは区間制による変動的な料金システムで構成された指宿スカイライン「らしい」道路となる。料金所を過ぎると非常に勾配のある坂道と狭隘なカーブが連続し、あっという間に標高の高い薩摩半島の地をただ指宿・池田湖方面に向かって走行することになる。


料金所まで500m
頴娃方面の指宿スカイラインはここからスタート。


錫山ICまで4.7km、川辺ICまで10.4km、知覧ICまで18.3km、錦江台展望公園まで12km
こう見るとまるで高速道路のようだ。しかし見て分かるとおり高速道路ではない。

 
谷山本線料金所
ここで指宿SLの通行券を入手する。まるで高速道路のようだが高速道路ではない。

  
料金所過ぎ。急カーブ・急勾配が連続するワインディングコース。
先程の自専と違って対向車が皆無なところが寂しい。

  
所々登坂車線が用意されており、その区間は驚くほど勾配がある。
タイヤの跡もあるので夜はドキュソの溜まり場ともなるのだろう。

 
錫山IC
錫山高原ホテル・錫山ゴルフ倶楽部方面はこちらで。
谷山からここまでの料金は普通車で100円。

このインターチェンジと頴娃ICだけは通常ではあり得ない平面交差によるインターチェンジで谷山方面から来た場合は右折する必要がある。高速道路と似たようなシステムを踏襲しておきながら平面交差はあり得ないだろ?とツッコミを入れたくなる所ではあるが、今の指宿SLは対向車を殆ど目にしないし、元が鹿児島県道なのでこういった手法でも別に構わないとも思う。

錫山IC〜川辺IC

  
このへんに来ると標高がかなり高くなり、空が掴めそうなくらいの絶景になる


川辺ICまで4.7km、知覧ICまで12.6km、頴娃ICまで22.3km
高速道路のような雰囲気を醸し出しているが無理がある。

 
道中にはハンドル操作が難しい程の急カーブも多数登場する。

 
登坂車線がまた登場。
車少ないので右側でも大丈夫そうだが・・・。

 
車少ないので速度超過することも不可能ではない。
但し、勾配・急カーブと言った蛇行連続のコースなので走行時の負担がモロ掛かる。


川辺ICまで300m
この出口標識はなんと一般道路のはずなのに高速道路ゴシックで描かれているのだ。
そこまでして高速道路っぽい感じを生み出したいのか??>指宿SL

 

高速道路ゴシックでの案内は通常だとネクスコを初めとする高速道路会社が管理する有料道路か国土交通省が管理する自動車専用道路等で頻繁に散見する。地方の道路公社が管理する有料道路でも存在する場合があるがあくまでもその場所は自動車専用道路で供用されている場所に限定されている。しかし、指宿スカイラインの谷山IC以降では出口に限定して高速道路ゴシックが活用されており、それも自動車専用道路ではなくごく普通の県道であるために大変珍しく感じる。

言い換えれば、高速道路ゴシックの再現の時の参考資料にもなるわけなんですね。

 
川辺IC
接続する国道225号経由で川辺町・枕崎市・南さつま市方面へ
谷山からここまでの料金は普通車で250円

川辺IC〜知覧IC


川辺ICを過ぎた直後に非常電話機
そこまでして「高速道路」を再現したいのか、指宿スカイラインわww

  
スカイライン道路らしく、川辺IC以降は再び急激な勾配とカーブが連続する。
路面が少し変形的な構造をしており、速度超過を防止しているのが伺える。


知覧ICまで6.8km、頴娃ICまで16.5km
次ICまでの距離案内が激しく汚れている


指宿まで40km
こんだけ連続アップダウンの道を進んでもまだまだ指宿までは遠い。


錦江山展望台入口
一種のパーキングエリアみたいな場所で鹿児島湾の風景を堪能できる。

 
展望台先からは下り坂。
スカイライン道路らしくカーブが連続している、ってさっき話したかw


鹿児島県道17号指宿鹿児島インター線標識
ここに来て鹿児島県の県道標識が登場。

 
下りかと思ったらまた上り坂、と言った変動的な構造を繰り返す。


知覧ICまで4km
指宿スカイラインは鹿児島市と川辺郡・揖宿郡が複雑に入り組んでいる。


橋りょうの真下を潜り抜ける。
この付近は高速道路みたいに感じた。

  
山の上を豪快に走っていると実感できる場面も多数見受けられる。
って、知覧ICってまだかいな(´・ω・`)


知覧ICまで300m
標識を見ると枕崎が高速道路ゴシックである他は観光名所を上書きしているのが分かる。
指宿温泉や池田湖までは知覧からかなり遠く離れている。


知覧ICまで200m・知覧武家屋敷方面
知覧町中心街に向かう県道23号経由で武家屋敷や英国館に向かえる。

 
知覧IC
接続する鹿児島県道23号経由で知覧町中心街へ。
2006年夏の取材ではひとまずここまで進んだ。

個人的な感想

ここから頴娃ICまでは後10キロ近く走行しなければならないが、そこまでの道程も今までと同様に小さいカーブや急激な坂道が連続するコースである。これは「同じ所をグルグル回っている」ような雰囲気がして前にちっとも進んでいないと思い不愉快に感じた。元々スカイライン道路は林道と同様に風景そのものは良いのだが、高架橋で結ぶのではなく、極力元の地形に沿った造りをしているためにその設計仕様に合わせているのは仕方のない所であるが、前進した感触が味わえずに進むのは迷路みたいに感じてしまい運転手側も飽きてしまうのが本音と言える。ただ、標識の一部には高速道路で見受けられる高速道路ゴシックが活用されていたり、谷山IC以降は通行料金に変化があると言った事に関しては面白く感じた。

主観的にこの有料道路は「運転手を飽きさせる」としか感じない為、残念ではあるが知覧IC以降の区間は行かない事にした。揖宿郡まで九州自動車道が延びていれば、もっともっと指宿地区の魅力が引き出せそうに思ったが。