萩の旅

アニメ「奥さまは魔法少女」の舞台背景を探訪しつつも道の駅のスタンプや関門国道TN散策など、巡礼が本業ではありません。

取材日:2007年10月6日

スナップショット(後半)

舞台巡礼の旅

「奥さまは魔法少女」と言うアニメをご存知でしょうか?

いわゆるUHF系統のローカル放送局を中心に放送された深夜アニメ(2005年に放送)ですが、その舞台となったのが山口県萩市だったのは意外でした。

このアニメの概要は、

古い街並みと、多くの自然の残る地方都市。実は、この街(ワンダーランド)を維持しているのは、魔法世界リルムから来ている管理者である「魔法少女」であった。「管理者」である魔法少女の特権は、新しい世界を作り出せること。しかし、今の管理者である魔法少女アニエス・ベル(浅羽嬉子)は、それを良しとせず、母から受け継いだ「古い世界」を維持していたのだった。

魔法少女は、人を好きになり「キス」をする事で、魔法の力を失ってしまう。嬉子は、27歳という年齢でありながら魔法少女であり続けるために、結婚した旦那である浅羽保とのキスを拒み、すれ違いから別居しているのだった。

主人公である神楽巽は、大学の陸上部に所属していたが、怪我のため就職することになり、嬉子の家に下宿することになる。その頃、魔法世界からも、新しい管理者候補として、クルージェ(紅さやか)がやって来るのだった。巽に恋したクルージェは、ちょっと大人な姿に変身し、巽に心を開いていく。

業を煮やした魔法世界リルムの評議会は、古い世界から「新しい世界」へ強制的に移行させようと、嬉子の指輪を奪おうと画策するのであった。 街が消えるという事は、その街にいる「大切な人」も消えてしまう…。浅葉と嬉子、アニエスと巽、巽とクルージェ…。それぞれの恋愛感情が交錯しながら、ゆっくりと少しずつ、物語は加速していく...(Wikipediaより引用)

となっており道中で萩市街の各風景が登場する事から、このアニメの世界では萩市=「ワンダーランド」をメインヒロインである嬉子さんが管轄していると言った解釈が正しいでしょう。実際にアニメの途中でも「松下村塾」や「萩循環まぁーるバス」等が登場します。


PM 1:30

まず向かったのが「松下村塾」でした。江戸時代後期の幕末に長州藩士の吉田松陰が講義した塾で1858年に藩の許可を得て行われましたが松陰が安政の大獄で粛清された為に僅か3年で廃止されたそうです。しかしながら尊皇攘夷を掲げて京都で活動した者や、明治維新で新政府に関わる人間を多く輩出しており、代表的な人物として久坂玄瑞や高杉晋作、初代総理大臣である伊藤博文等も塾生として存在していたようです(出世した人物の写真が実際に掲載されています)。

歴史を知りたいおじ様で群がってたおwwwww(^ω^)www


 


(クリックで拡大表示)


(クリックで拡大表示)

 

アングル的には違いますが、実際のアニメでは第5話「大人ならOKよ、ということ」で登場します。嬉子さんの事実上の夫である保さんから与えられた課題をうまく出来ずに悩んでいた主役の巽くんに嬉子さんからヒントを貰って訪れています。また、さやかちゃん(大)が登場して巽くんと話をするのもこの松下村塾で行われていたようです。

後半部分はまだ見ていないのでアレなのですが(コラ、この松下村塾の隣には松蔭神社の境内もありました。しかし、なにやら修復工事を行っていて立ち入る事が出来ず、ここはひとまずスルーすることに。



(クリックで拡大表示)
PM 2:00

萩市役所のすぐ隣には「明倫館跡」があり、現在でも県立小学校の形で運営されています。これは第2話「シチューはOKよ、ということ」でさやかが学校に通う場面などで確認できます。玄関口までは取り合えず一般公開の形で開放されているようですが、やはり昨日の幼女殺害事件等の報道が相次いでいる事から治安上の問題から奥まで入り込む事はできませんでした。


小学校の反対側、萩城城下町駐車場あたりには焼物屋がありますが、これは第1話「kissはダメよ、ということ」で嬉子さんの家に住むことになった巽くんが嬉子さんと一緒に萩市街を旅するシーンで登場します。萩循環まぁーるバスが横切ってよく見えないんですけどね・・・・・・。

焼物屋の近くには「どん兵衛」と言う麺類を扱う食堂があります。これは第2話「シチューはOKよ、ということ」で出版社でアルバイトをする事になった巽くんが編集長に連れ回される場面で登場します。ここでお昼にしても良かったのですが、肝心の昼食が高速道路のSAだったのでお腹いっぱいの状態でした。う〜ん、次に来た時にはここでお昼ご飯としたい所ですね。

その「どん兵衛」の丁度反対側に位置しているのが喫茶店「カフェテリア異人館」であり、第1話「kissはダメよ、ということ」の作中で元少女だったうるるさん・美杉紀さん(+嬉子さん)が集って会話をする場面と合致しています。作中では入口付近にテーブルがあり、そこで会話していますが実際はそんなのありませんでした。ここは少し脚色しているのかなぁ・・・・・・・。

ここでアイスコーヒーとケーキを頂きました。合計で850円也でした^^


コレは「奥さまは-」とは関係ありませんが、「完全走破!日本縦断2002キロ高速道路の旅」で山口県界(米山TN→対面通行解除)を過ぎると表示される写真の中で登場する1枚「萩市の菊屋横丁地区」というアングルがほぼ合致しています。

私は入念な下調べをせずに来てしまった為、本当言えばこの付近を嬉子さんと巽くんが菊屋横丁地区を共に散歩しているシーンがある訳ですが、残念ながらスナップショットはありません。

最後にどうしても萩市街を一望できる展望台を探ったのですが、それらしき入口を見つけることが出来ませんでした。しかし、後でネットでよく調べてみた所、宿泊施設を運営する「萩本陣」と言う企業が独自に運営していることが分かりました。これは明らかに管理担当側のミス・情報不足であり、次回こそはちゃんと奥まで調べてから訪れたい所ですよね・・・・。結局、何しに来たんだ?みたいな形となってしまい漠然としてしまいましたorz

帰り道で遭遇したSLやまぐち号

PM 3:30

「奥さまは魔法少女」の巡礼はまた次回行うと言う事で話を決着させ、九州に帰る事にしましたが、ただ単に帰るだけは面白くないため、先ほどの続きである道の駅スタンプラリーを行います。萩市の中心街から少し離れた場所にある「道の駅萩しーまーと」と呼ばれる道の駅(国道191号線沿いにあります)には萩で獲れた魚介類を専門的に扱っており、とても賑わっていました。ここで海鮮料理でも食べようかなぁ・・・と思いましたが、お金に余裕が無い為に取り合えずスタンプのみ調印して出発しました。


国道を経由して帰るのが一番手っ取り早いのですが、道の駅に出来るだけ多く訪問することを考えたため、敢えて山口県道11号→国道9号線経由で帰る事にしました。 この途中で「道の駅ハピネスふくえ」で再びスタンプを押しましたが、その際にスタンプ帳があったために中国地方版のスタンプ台帳を購入。ここでようやくホントのスタンプラリーがスタートすると言う訳なんですねぇ・・・・・・・・。

ちなみにスタンプ帳を購入した際に、九州ではあまり見かけない「道の駅きっぷ」が同梱されていました。きっぷはまだ一度も目にした事が無く、とても斬新でナイスガイなように感じました。この切符は他の道の駅でもあるか疑問ですが、切符採集を行いつつもスタンプの旅を行うと言うやり方もありだと思いました。


山口県道11号萩篠生線は旧・阿武郡福栄町に当たる福栄地区で山口県道10号山口福栄須佐線と重複しますが、それ以外はずっと中国盆地を駆け抜けるローカル県道で人通りも序盤の萩市街を除けばそれ程でもありません。また、旧・阿武郡むつみ村地域では萩と津和野を連絡する分かれ目である山口県道・島根県道13号萩津和野線と合流しますが、ここまでの区間も入れてr11自体は2車線路と割と快適な走行ができます。

単調かつ連続で山越えが必要なルートなのでやや眠たくなってくる路線ではありますが、奥深い山の中を通る場面に関しては九州とは一味違った印象を受ける為に中国山地の道路を通る分には初心者向けと言った感じでしょうか。

r11を終点まで向かうと山陰地方の大動脈である国道9号線と合流します。時間があれば津和野方面まで向かいたい所でしたが、時間が午後4時程度とタイムリミット間近だったために断念。次に旅する時は「津和野で休憩」するような目的も持って来ようぜ〜。・゚・(ノД`)と思ったのでした。

R9の阿東町地区は盆地の中でありながら直線かつ平坦な道が連続していますが、白破線区間や路面が荒れている場所が多い為に国交省が管理する道でありながらも田舎道と言った雰囲気を感じます。


PM 4:10

「道の駅長門峡」で本日4個目となるスタンプを調印します。この駅のすぐ隣には四季に応じて様々な景色が大きく変化する長門峡(ながと-きょう)に隣接しており、一旦はそこを散策すると言うように決めていました(決して涼宮ハルヒの長門有希に因んでそこを散策する、と言った考えではありません)。

しかし、道の駅のスタンプを調印している最中にアナウンスが流れ、すぐ隣の山口線を「SLやまぐち」が素通りするとのこと。「SLやまぐち」と言えば季節限定で運行される例の機関車ですが、これは撮影の価値ありだと思い、急遽長門峡散策→SLやまぐちの撮影を行う事にしました。

道の駅長門峡のすぐ近くに無人駅の長門峡駅がありますが、そこで待ち伏せです。既にSLやまぐちを見たいと言う観光客が数人いましたが、こんな無人駅でマジで機関車が来るんかいな(´・ω・`)と思っていました。



(クリックで拡大表示)


(クリックで拡大表示)

PM 4:21頃

ぼけーっと待機していた所、警報機のサイレンが鳴り始めまして、その数秒後に独自の汽笛を上げてやってSLやまぐちはやって参りました。これはC57型蒸気機関車(C571)と呼ばれており客車の牽引に使われるもので、実際に機関車に乗客している客が満車になるくらいに乗車していたのは驚きでした。

SLやまぐちが長門峡駅に到着した直後から無人だったはずの駅が一気にファンや写真家がやってきて機関車の珍しさに記念撮影したり車両を撮影しまくってました。鉄ファンってこんなに多かったのか・・・。と「鉄」よりも「道」の方を優先している私から見れば圧倒された感じがありました(^^;勿論、SLやまぐちをナマで見たのは今回が初めてですし、機関車が本当に動いている風景を見たのも生まれて初めてだったため、とても感動しましたよ。

 

そして約5分間の停車をしたSLやまぐちは大きな汽笛を上げて長門峡駅から去りました。

 

・・・・。

 

・・・・・・・・・・。

 

・・・・・感動をありがとなーーーーー!!つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

SLやまぐちが通り過ぎた後はみな撤収してしまい、長門峡駅は再び誰一人いない無人駅となってしまいました。ま、私も用事が済みましたので足早と撤収したのは言うまでも無いんですけどw


PM 5:30

R9をさらに南下して山口市街に到達したあと、小郡道路→国道190号を経由して本日6箇所目となる「道の駅きららあじす」に立ち寄りました。ここで運転に疲れたので約1時間の仮眠を取りました。

でも、よくよく考えれば国道191号→山口県道25号→周防大橋を経由して向かえる「道の駅あいお」へも行けたんじゃないかなぁと思ってしまい、本当に近所にあるのでシマターヽ(`Д´)ノと、爆睡した後で気づいてしまいました。起きたのがPM 6:30なので爆走して戻っても営業時間の関係があっために断念しました。結局、この日は合計6個しかスタンプを集める事が出来ませんでした。

国道190号に戻り、宇部市街を走ったときには既に夜になっていました。


PM 7:30

約1時間掛けて国道190号を爆走し、国道2号線と再び合流して貝汁が楽しめる例のドライブイン「みちしお」で晩御飯にする予定でしたが、肝心のみちしおがトラックの運ちゃん達ばかりで席に座る事が出来ませんでした。仕方がないので隣のうどん屋でご飯です。貝汁食べたかったけどなぁ〜残念(´・ω・`)ショボーン

PM 8:30

関門国道トンネル→北九州道路を経由して福岡県に戻ってしまえばもう心配いりません。北九州道路を過ぎて国道200号を爆走し冷水道路→福岡r53→国道322号→国道210号を経由して家に到着。

[ここまでの通行料金]

  • 関門国道トンネル:150円(高速道路ではないので対象外)
  • 北九州道路:500円(都市高速道路なので対象外)

トータルで高速道路区間(NEXCO西日本)の通行料金を計算すると、
900円+2,250=3,150円なので課題達成!
やったネ!
ヽ(・∀・)ノ

個人的な感想

高速道路区間をなるべく控えつつもギリギリ3,000円台(実際はその他の有料道路も含まれているが)で関門国道TN・萩アニメ巡礼・SLやまぐち・道の駅が楽しめ、本当に充実した旅を行えた為に最高の一日だった。隣の山口県は素通りしてしまう事が多かったため、山口県内の道路状況等も同時に把握できたのも魅力的だったといえる。巡礼の旅に関しては入念な調査を得てから行動すべきだっただろうし、道の駅もまだ6箇所(うまく時間を使えば7箇所巡れた為に惜しい)と山口県・中国地方のRSSR(道の駅スタンプラリー)は始まったばかりだ。こうした高速道路を使ってより遠くへ行きつつも、各観光地を散策すると言う「高速道路の旅」の延長線に当たる企画は今後も行っていこうかと思う。

前編を表示する前のページに戻る